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マスクの意味ふたつ

道ですれ違う人、すれ違う人、みんなマスクをしているという光景を見始めて早数ヶ月前。
マスクだらけの人たちが街をゆく姿を見るのもだんだんと慣れてきた。
でも、ふと我に返ってじっと眺めてみると、やっぱりふしぎな光景ですね。

ほんの半年前までは、こんな風景予測できなかった。
予測なんて出来なかったけれど、みんな流れに身を任せて新しい日常へと昇華していっている。

夏のマスクは暑いし、化粧が崩れるし、熱中症の心配もあるしで良いこと無いけれど、見えないウイルスに対抗する手段としてこのまま定着し続けるのだろうか。

はじめの頃は手作りの布マスクをするのにちょっとした気恥ずかしさみたいなものがあったけれど、今やみんなマスクしてるし、おしゃれな布で手作りマスクを作ってしている人もいるし、なんなら雑貨屋さんとかでおしゃれマスクが売っているし、本当に慣れってすごいなぁ、と思う。

このマスクって、
外を出歩くときに自分がウィルスに罹患しないようにする、
という意味合いと、もう一つ、
万が一自分がウィルスを保菌していた場合、人に移さないようにする、
という役割もある。
この二つの意味合いを活かすためには自分だけマスクしていて周りの人がしていない、とかだときっとあんまり意味が無くて、今のような「町ゆく人がほとんどマスク」っていうような状態になってこそ、初めてマスクが真価を発揮できるというものだろう。

役割的な意味合いとしてももちろんだけど、「自分が移されないように」というのと同時に、「相手に移さないように」という意味もあるんだ、ということを覚えておくと、もっと優しい世界になるんじゃないかなぁ、とぼんやり思った。

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