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『科学技術・イノベーション基本法』 SDGs関連2020/10/2

はじめに、もし意味がわからない、今まで読んでいたけど理解に苦しむなどご意見がございましたら、コメントなど頂けますと大変嬉しいです。

【科学技術・イノベーション基本法】

科学技術・イノベーション基本計画の検討の方向性(案)

https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kihon6/chukan/gaiyo_honbun.pdf

が令和2年8月28日に行われた基本計画専門調査会の方向性(案)が公開されました。

遡ること 令和2年3月10日 通常国会に「科学技術基本法等の一部を改正する法律案」を提出

科学技術基本法等の一部を改正する法律案

https://www.cao.go.jp/houan/pdf/201/201_2gaiyou.pdf

令和3年4月1日施行されると書いてあります。

科学技術・イノベーション基本

https://www.cao.go.jp/houan/pdf/201/201_2anbun.pdf

重要なのが基本計画の検討の方向性(案)の内容かと思います。

まず驚いたのが、科学技術やイノベーションなど、科学的要素の強いこの法案の中に人文・社会科学を取り入れたということだと思います。このような案の場合、横文字が多いかと思いますが、内容を読むと人文学的表現と日本人的など特に7,8ページに色濃く出ている印象です。

② Society 5.0 の実現のための⽇本の戦略・⽅向性(Japan Model)
2019 年の世界経済フォーラムにおいて、我が国は、データ時代における「信頼性のある⾃由なデータ流通(DFFT:Data Free Flow with Trust)」を提案した。この考え⽅の基底には、「信頼性(トラスト)」の重要性がある。ここには、我が国が有する固有の価値観が現れている。我が国の研究やものづくりが確⽴してきた⾼度の信⽤は、デジタルのデータのみならず、医療や材料研究、⼯学など様々な分野で⽣まれる「リアルデータ」の信頼性の⾼さに由来する。そして、その信頼性そのものが⽇本の倫理観・社会観から⽣まれた社会基盤となっているのである。
この⽇本固有の倫理観・社会観に基づく考え⽅の⼀つが、私益だけでもなく公益だけでもない、中庸となる共益、すなわち、ある種の「分かち合いの価値観」(community governance(協創統治)への⽇本的視座)や「三⽅よし」の考え⽅であろう。我が国が⽬指すべき Society 5.0 は、時代の⼤きな流れである「デジタル化・データ連携・活⽤」を核としながら、SDGs を⽬指していく中で、歴史的、⽂化的に⽇本⼈の中に内包されている、共益の価値観や利他的な⾏動様式、更には信頼に基づいた「協調領域の拡張」といった要素を盛り込むという⼀連の⾏動の結果として、実現されるべき「知識集約型社会」であり、この⼯程そのものが、Japan Modelと呼ぶべき我が国の戦略・⽅向性である。そして、この新たな社会モデルは、第三の⽅向性として、世界から畏敬の念を持って受け⼊れられ、価値観を共有する国々との連携により、SDGs の達成を含めた⼈類の幸福(human well-being)の最⼤化に資することが期待される。
Japan Model : Society 5.0 = SDGs × デジタル化・データ連携・活⽤ × ⽇本の価値観(共益)
今後のポストコロナ時代の世界秩序模索の期間において、⽇本が国際社会をリードしていくには、我が国の新たな社会モデル及び実現のための戦略を⾔語化し、国際的に認知されることが重要である。
新しい社会を構築するに当たり、対⽴する価値観(経済成⻑ vs 地球環境、専制主義 vs ⾃由主義、市⺠社会 vs 国家)の⼆項対⽴を超える、新しい価値観を提⽰していくことが求められる。
その際、⼈⽂・社会科学と⾃然科学を融合した「総合知」により新たな価値を創り出す「知識集約型社会」を実現するとともに、市⺠とのコミュニケーションを通じて社会受容性を⾼めることで、Society 5.0 の実現に向けた取組を推進していくことが重要となる。

科学では証明しきれない分野で日本は世界に打って出ようとする現れではないでしょうか?

2021 年度から 2025 年度までを対象とする次期基本計画は、新たな世界秩序模索の 10 年間における社会システム基盤の構築期間としての 5 年間に位置づけられる。

来年からまた、目まぐるしく世の中が変化する事が見て取れます。

【ハンコ】

今、行政機関で急速にハンコ文化が一掃されてい行く動きになっています。これはまさにイノベーションです。ただハンコ文化を衰退させるだけでなく、ハンコ業界のイノベーションも狙っているものと思っています。私が考えられる範囲で言うと ハンコ業界は今後
一定の分野で1,2を争うデジタル革命にのし上がってくると考えています。そうなると医学業界の一部の仕事は奪われる立場になるかもしれません。ただいつハンコ業界の方々が気付くかが問題で、
もしかしたら、もう気付いて動いている方もいるかも知れませんね。

案を見ていくと、そのネットワーク上に必要な法律の構築の第一歩のところにいるかも知れません。
私達が持っているスマホ・PCは将来形を変えウエアラブル末端に置き換えられると思います。
そして、今私達がいる3次元の世界とするならば、ネットの中は4次元以上の空間になってきます。ということは、ネット上に性別、人種、宗教、国籍も関係ないボーダレスの大国ができます。
そのことで、新しく大きなビジネスチャンスがモノとコトで訪れるのだと思います。

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