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『地声が小さいコンプレックス』の私が抱える悩み

私は地声が小さいようで、高確率で聞き返されます。

マクドの注文ではフィレオフィッシュを頼んだはずなのに、ベーコンレタスバーガーが手元にやってくる始末。一言も被ってないのに。

店員さんによっては若干キレ気味に聞き返されることもあり、これは、いよいよトラウマになりますよと。

講師をやっている時も、担当の先生に「もう少し、声張れますか?」と言われ、「え?あ〜、はい!…やってみます!」「もう少し…!」。この一連の流れが公立高校の一室で毎度繰り返されていました。

たぶん先生たち私のこと、「中森明菜」って陰で呼んでたと思う。

私のように声が小さいことに悩んでいる人『地声が小さいコンプレックス』を抱える人は意外と多いようです。

このコンプレックスは、人に共感されづらく、そして「そんな大層な…少し声が聞き取りにくいだけでしょ」と思われがちな所にあります。

『地声が小さい人』にとって、『地声が大きい人』は憧れの存在であり、とても羨ましい存在なのです。

『地声が小さい』が困るシュチュエーション

もう、ここは声を大にしてお伝えしたいので、見出しを作ってみました。noteの見出しって、こうやって作るのか。

『地声が小さい』が困るシュチュエーションといえば

・マスクをしている時は、声が小さいどころか消音モード過ぎて、マスクだけが不気味に動いているように見える

・大勢の飲み会では会話に入りたいけど、そもそも声が届かず撃沈

・ガヤガヤしてる場所での自己紹介なんかは、もう何言ってんのか自分でも聞こえてない

・知り合いが前を歩いてるのを見かけた時、呼び止めようと大声出すも(大声出してるつもり)声が届かず。猛ダッシュして近づくため、到達した時には(ハァハァ…)と、ただの変態みたいな状態なためドン引きされる

・カラオケでリンダリンダを歌うと、伴奏だけが奏でているように聞こえる

「相手に声が届いていないかも知れないストレス」を感じることが多く、同時に、相手を不快にさせてはいないかと感じることもあるのです。

『地声が小さい人』は大声を絞り出すのが辛い

大声でクレームを言ってる人を見かけると、私は「あの人、よくあんな大声が出るなぁ」と感心してしまいます。

大声が出ない私にとってはクレームなんてもっての外で、たとえ料理にハエが入っていたとしても店員さんを呼びつけて怒るなんてことは出来ません。

クレームを言って、「え?ちょっと何言ってるかわからないです」という目で見られた日には泣き崩れるしかないので、恨めしそうな顔で店員さんを見つめるのが精一杯です。

そんな私だけど『地声が小さいコンプレックス』とは上手く付き合っていると思います。

声は小さいけれど、その代わり相手の目を見て少しでも伝わるように話せるようになったし、大勢と話すのは苦手だけど話を聞くことは得意になりました。中森明菜のモノマネも出来ます。

『地声が小さい人』は世の中に、割と多いようです。

声が小さい人と出会った時「こういう人もいるんだよな」と、少しでも理解があれば、寛容になれるのではないでしょうか。

そして、自分の中にある小さなコンプレックスに気づくことで、自分という人間をもっと知りたいと思うのかも知れないですね。

おしまい。

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