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偽物がはびこる現代において、本物でいるための方法

偽物。

これは、他者の考えに基づいて発言したり、行動したりする人のことです。

あの人がこう言っているから、間違いはない。

ホリエモンのイタコ芸をする人がなんと多いことでしょう

ハイデガーの言ったことを、自分の言葉のように語る人がなんと多いことでしょう

「行動することが、すべてなのだ」

「人は、必ず死ぬ」

こんなこと言う奴は、偽物です。

彼らの一挙手一投足まで、誰かの思想の再現に過ぎない。

100分で名著。というNHKの人気教育番組があります。

前回は上野千鶴子さんが、ボーヴォワールの老いという著作を紹介していました。

申し訳ありませんが、彼女も偽物です。

だって、彼女がやってることは全部、ボーヴォワールのイタコ芸なんですもの。

ボーヴォワールが言ったことを言い、ボーヴォワールがやったことをやる。

低劣なイミテーションです。

「自分の心に安住していないで、名士とともに迷え!名士とともに迷うのは得るところがある」
ゲーテの言葉です。

僕は、そうは思いません。

偉人の名言をそのまま言うのは、偽物のやることだ。

むしろ、偉人の言葉を否定して、新しい言説を付け加える。

これをやらなきゃ、生きている意味がない。

人はまず、
世間を受け入れます。

次に世間を否定し
偉人の言葉を受け入れます。

ここで止まっている人が多い。

偉人の言葉を受け入れたら、次にそれを否定し、自分の言葉で語らなきゃなりません。

最後には自分すらも否定して、さらなる高みへ飛翔しなきゃならない。

本ばかり読んでいる人に多いのですが、偉人の言葉をそのまま借用して、語る人が多すぎる。

偉人の言葉を訂正して、否定して、新たな言説を作り出す。

これをやらなきゃ

もっとも、僕のこの記事だって

ショーペンハウアーの「読書について」

岡本太郎の言葉に支えられているものではあります。

しかし、偉人を否定しなきゃ始まらない。

そうじゃなきゃ、彼らを乗り越えることができない。

もちろん、偽物といえど、世間の言葉をそのまま受け入れる何者でもない人よりは、はるかに高級な人間です。

僕もまだまだ、偽物だ。

早く本物になりたいものです。


ではまた

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