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SNSは禍の元 お口はミッフィー!

オリンピックを発端として、開催しているパリではなく、SNSという場外で何やら騒がしいことが起きています。詳しい経緯やその背景は知りませんが、「・・・タヒんでください・・・」と相手に言うのは、やってはいけない”小中学生レベルのイジメ”です。

『口は禍の元』という諺があります。もともとは『口は禍のかど』といって、中国の古典の事物や詩文などを分類した書物・古今事文類集に出てくる一文が由来です。その一文は「口は是れ禍の門、舌は是れ身を斬るの刀なり」です。意味は説明するまでもありませんが、うっかり言ったことが災難を招くもとになる、という事です。類似の慣用句に、『雉も鳴かずば打たれまい』や『沈黙は金』などがあります。英語では、”A word spoken is past recalling. (口に出した言葉は取り消しがきかない)”と言うそうです。

脊髄反射のように瞬間的に出てしまった言葉を取り消すのは難しいと思いますが、SNSなどへ書き込むときには時間の余裕があるはずです。しかし、人間はうっかりすることも多いし、ついつい本音が漏れてしまうことも少なくありません。

人の好みはそれぞれですから、特に具体的な理由が無くても嫌いな人はいます。しかし通常は、それを表に出さずに心の中にしまっています。「アイツは大嫌いだ!」と心の中で叫ぶのは問題ありませんが、口に出して言ったり、間違ってもSNSなどに書いてはいけません。

幼稚園児がガヤガヤ騒いでいる時に、保育士さんは「お口はミッフィー」と言う言葉を使います。これは、口が×印で描かれているミッフィーちゃんというウサギのキャラクターのことを表わしています。誰かの悪口が頭に浮かんだら、「お口はミッフィー」や「口は禍の元」を思い出しましょう。軋轢を生むような発言は、不幸な結末しか想像できません。

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