「毎日書くのってすげえなあ…」って話

ここ数日、とはいっても3日くらいだが、noteの投稿をおやすみしている。理由は前の記事でも少し触れたが、12月に入ってから、体調がすこぶる悪いからである。原因不明の倦怠感、目眩や立ち眩みがしたり、精神的には不安感が強まっている。メシもあまり食えていない。立ち上がる気力すら湧いてこないことも多く、最近では1日中布団の中にいるということも増えた。自分の担当する家事当番も何度か穴を空けている。たぶん、気温や気圧の急激な変化が主たる原因だと思うのだが、本当のところはよくわかっていない。あまり長引きそうなら、病院に行って相談してみるつもりだ。

こういうわけで、私が布団の中でできることと言えば、スマホを弄ってYouTubeを見たり、Twitterを見たり、ネットニュースを見たり、ブログやnoteの類いを見たりということくらいだ。

そんな中で、noteを見ていて思うのが、「毎日投稿している人が結構いるな」ということである。まあ、数行の特に中身のないポエムみたいな文章なら、私にも書けなくはないし、特段驚きはないのだが、驚くのは、数千字程度の結構ボリュームのある文章を毎日投稿されている方がいることだ。内容を読んでみると、それなりにちゃんとしたモノを書いている。私のnoteなんかより、よっぽど出来が良い。この毎日投稿、私もnoteを始めた当初にアクセス数を伸ばすためにやろうかなと考えたことがあったが、結局、私には無理だと思って断念した経緯がある。何が無理なのかというと、「気力(バイタリティ)」と「体力」の面においてである。私はある程度まとまった量の文章を書くのに、そんなに苦痛を感じる方ではないが、それでも毎日書くのは、結構「バイタリティ」を消費する。必ず、「アイドリングタイム」のような時間が必要で、ボーッとしたり、ダラダラしているときに文章のネタが思いつくことが多い(私の好きなイギリスのバンド、Oasisの楽曲に『The Importance of Being Idle』(直訳:何もしないことの重要性)という曲があった)。彼らが凄いのは、この「アイドリングタイム」なしに、文章を、しかも、ある程度中身のしっかりしたモノを、ある程度の分量で生産し続けているという所である。ここに私との圧倒的なバイタリティの差を感じざるを得ない。

noteはもともと、文章を書くのが好きで得意だという人たちが集まったメディアだと思うので、世の中の平均値がここにあるとは思わないが、noteの住人たちの筆力とバイタリティには日々驚かされている。

冒頭でも書いたとおり、私は今、わりと結構真面目に体調が悪めなので、そろそろバテてきた。そろそろ休むか…?

ああ、あと、noteの毎日投稿をされている人たちのすげえな…と思うところは、インプットがめちゃめちゃ速いというところである。人によっては、毎日、読んだ本の感想や書評のようなモノを書いていたり、そうでなくても、気になった時事ネタなどについて、自分でちゃんと資料を集めて分析するみたいな記事を書いている人がいて、「ホントすげえなあ…(小並感)」と思うばかりである。私が毎日投稿できない原因は主に「気力(バイタリティ)」と「体力」の問題だと言ったが、「インプットの速度」というのも1つの課題かもしれない。

残念ながら、今の私は常々述べているように、双極性障害の認知障害によると思われる、特に文章からのインプットの遅さに悩まされている。文章を読んでも、読んでも、目が紙面の上を滑るだけで、同じ箇所を何回、何十回読んでも頭に入ってこないという現象が起こっている。この症状はまだ治っていない。現在、訳あって、英語の学習を週に4-5日はするようにしているが、それもめちゃくちゃキツい。学習を始めて最初の頃は、たった5分、参考書の文字を読むだけでも苦痛だった。完全なる苦行である。それをほぼ毎日続けた結果、相変わらず牛歩であるが、参考書を読める時間が5分→10分→15分と5分刻みで増えてきて、現在では40分まで継続して読めるようになった。頭に内容が入ってくるスピードは以前と変わらないが、文字を読むという苦行に耐えられる時間が増えたという感じだ。この時間を少しずつ伸ばして、文章からのインプットもできるようになりたいと思っている。紙媒体とデジタル媒体の文章を比較すると、若干デジタルの方が読みやすい気がしないこともない(ネットニュースとかnoteとかはなんとか読めることも多い。文章量が文庫本等よりもずっと少ないというのもあるかもしれない)ので、デジタル媒体の文章も活用しつつ、インプットができるようになればいいなと思う。

そして、これは、私も意識していることだが、毎日投稿されている方は、総じて「情報のアンテナを常に張っている」という感じがする。日常で起こる出来事や考えたこと、些細なことであっても何でもネタにしてやろうみたいな姿勢で毎日を過ごされているのかなと思ったりする。

あとは、毎日書くことで「自分の書き方(スタイル)」みたいなモノが確立されていくのだと思う。一度、スタイルが確立されてしまえば(型が決まってしまえば)、その型にはめて文章を量産する体制に入れる。毎日ある程度の分量の文章を投稿をしようと思ったら、「自分の型」を作ってしまうことも大切なのかなと思う。

ただ、これも難しくて、毎回、「自分の型」に沿った文章ばかり書き続けると、どんなに内容が優れていても、読者は飽きてしまうだろう。だから、「自分の型」は複数持つに越したことはない。色んなテイストの文章を書ける人の方が絶対に強い(と私は思う)。そんなことを考えて、日々文章を書いている。

疲れてしまったので、そろそろやめにするが、noteには、毎日投稿以外にも高度なことをされている方がいる。例えば、小説とかを書いて発表されている方がいるが、あれも自分にはできない。素晴らしい才能だなと思う。私の脳はゼロから虚構を生み出すことができない。そもそも、小説を書くのに必要な論理的思考力が足りない。人物の性格や互いの関係性、舞台設定、物語の筋、トリック、伏線などを考えて、自分の思うとおりに、かつ読者にどういう感情・情景を想起させるかを明確に意図して物語を進行させていかなければならない。非常に高度で緻密な作業だ。普段、小説をあまり読まない私の言うことなので、間違っていることが多分に含まれるかもしれないが、私の持っている、創作者側から見た小説のイメージはこんなところだ。

以上、体調がすこぶる悪いということ(ひょっとしたら、しばらく更新が途絶えるかもしれない)と、その中で人のnoteを読んでいて「すげえなあ…」と思うところについて述べてみた。中には、「エッ、この人、プロの文筆家じゃねえの!?はああ、スゲーなあああ…」みたいな人がいたりする。こういう人たちを見ると、「私は分相応なところで文章を書いていくしかねえのかな…」と自信を失ったりもするが、彼らは宇宙人だ。私は地球人の中で文章が上手い方になれれば、とりあえずは良いのかなと思う。将来的には、もっと文章が上手くなりたいが、いきなりは無理なので、まずは小さなハードルを1つずつ越えていくことから。最近、文章について書かれた文章みたいな「メタ文章」の記事が増えてきているが、私の関心事のひとつなので、ご容赦いただきたい。今後、できるだけ、内容がバラけるように注意はする。それでは、ここまで付き合ってくれた読者の皆様、毎度感謝申し上げる。ありがとう。

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