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【ファンフルエンサーマーケ】DeNAの考える新たなインフルエンサーマーケティング(後編)

こんにちは。DeNA のモリシーです。
前編では、DeNAのインフルエンサーマーケティングをリードしてきた桜井さんに、過去のインフルエンサーマーケティングでのチャレンジと、今後の桜井さん自身のチャレンジについてきいてきました。
今回はインフルエンサーマーケティングの進化と、桜井さん自身のキャリアの進化、両方についてお話いただきます!

ファンフルエンサーマーケティングとは?

桜井悠子
横浜DeNAベイスターズビジネス統括本部広報・コミュニケーション部広報グループ
マーケティング統括部マーケティングサービス部デジタルメディアプランニンググループ兼務

モリシー「桜井さん、前回はインフルエンサーマーケティングについてご説明いただきありがとうございました!今回は、桜井さんが推進されていたインフルエンサーマーケティングをさらに進化させたファンフルエンサーマーケティングについて教えてください!そもそも、ファンフルエンサーってなんでしょう?」

桜井「ファンフルエンサーとは、ファンのインフルエンサーの略称で、ファンとして多方面で愛を発信してくれる人、と考えています。影響力の大きさは問わず、家族や友人など周りの一人以上に影響を与えられる人はファンフルエンサーです。つまり、フォロワーが10万人のファンではない人よりも、フォロワーが10人のファンの発信の方が人を動かせる力があるといった考え方です。」

モリシー「なるほど!なぜインフルエンサーマーケティングから、ファンフルエンサーという考えに至ったのか教えてください!」

桜井「背景としては、いくつかありますが一番に広告など企業発信のメッセージが届きづらくなっているという時代背景があります。高いコストを払っても広告というだけで興味すら持ってもらえないことも増えました。そんな中で人を動かすものが何かを考えた時にやはり信頼できる人からの口コミだと思って、そういった人、つまりファンの発信を増やそうと考えました。」

モリシー「ファンフルエンサーマーケティングでの成功事例についても教えてください!」

桜井「某IPを使ったゲームタイトルのリリース時プロモーションでこの考え方を活用しました。具体的には、そのIPに熱量のあるファンフルエンサーの方にプロモーションにご協力いただいたり、YouTubeやSNSなどに自発的に発信していただく後押しをする施策をいくつも実施したりしました。実際YouTube上には3,000本以上の動画が投稿されるなど、これまでのゲームタイトルと比較して熱量の高い発信の量が非常に増え、リリース時の盛り上げに大きく寄与し、ゲームの垂直立ち上げに成功しました。流入後のアンケート調査でも、ファンフルエンサー発信の投稿きっかけでインストールしたユーザーの割合が最も高い結果となりました。」

モリシー「ファンフルエンサーマーケティングという新しい考え方を浸透させるのは大変だと思いますが、どのように進めていったのでしょうか」

桜井「組織としてOKRというフォーマットを取り入れており、このファンフルエンサープロジェクトもそのひとつとして立ち上げました!またプロジェクトメンバーはインフルエンサーマーケティング担当だけでなく、他領域の担当者も召集されてチームを構成し、本当に一からこの領域の可能性を探るところから進めていきました。組織として重要領域だと定めて進められたこと、幅広いプロジェクトメンバー・関係者を巻き込めたことがポイントだったのかな、と思います。」

充実したキャリア制度を活かし、ベイスターズでのチャレンジへ

モリシー「2022年7月から桜井さんは横浜DeNAベイスターズでの兼務を開始しましたよね」

桜井「30歳を迎え、仕事の面でも何か新しいチャレンジをしたいと思いました。これまでは、事業部横断の共通部門にいたのでそれぞれに広く浅くの関わり方だったのですが、一つの自分自身が命をかけたい事業にフルコミットする働き方をしたいと思い、そういった事業が社内にあるかと考えたときにベイスターズだなと思いました。ベイスターズは入社当時からいつか関わりたいという想いがあり、今が挑戦する時かなと思い、ベイスターズの現在所属する部署の本部長に面談という名のプレゼンという自分の売り込みを行いました。笑 そこで熱意を感じていただき、まずはクロスジョブというDeNAの試用期間制度を利用した形で関わらせていただくことになりました。」

モリシー「自分を売り込みに行ったんですね!自身のキャリア形成にもチャレンジしてますね。キャリアについてどのような人たちにどのような話をする機会がありましたか?」

桜井「上長はもちろんのこと、過去にお世話になった上長とも今でも定期的にお話しする時間を設けていただいているので、その時間で相談しています。内容としては今後のキャリアだけでなく、今の自分自身をさらに成長させていくにはどうすべきかアドバイスをもらったりもします。」

モリシー「複数人からの視点で、自分のキャリアを見つめ直せることはすごくいい環境ですよね。」

桜井「私のことをよく知ってくれている方々にいつでも親身に相談に乗ってもらえる環境があるというのは本当にありがたいことです。また、DeNAはキャリア制度が充実しており、今回私は、クロスジョブという試用期間制度を使用しましたが、それ以外にもシェイクハンズ制度やOpenQuestなどがあり、事業としても幅広く展開しているのでその意味でも非常に多くの活躍の場が用意された会社だと思います。」

モリシー「自身のキャリアのチャレンジ、マーケティング領域でのチャレンジ両方ともやりやすい環境を意識していますよね」

桜井「はい、組織としてチャレンジを推奨しているので、必ずしも結果は出せなくてもチャレンジすること自体やそのプロセスをしっかりと評価してくれます。これまで何か新しいことを始めるにあたって難しかったことはないので、チャレンジしづらいと感じている人はほぼいないと思います。」

モリシー「最後に、この記事を見ている方に一言お願いします!」

桜井「最後までご覧いただきありがとうございました。DeNAは自身のキャリア、そして業務においても様々な挑戦ができる会社です。最近はベイスターズに出向し会社が変わっても変わらずチャレンジしやすい雰囲気があります。それが少しでも伝わっていたら本望です。ありがとうございました!」

モリシー「今日はありがとうございました!」

インタビューは以上になります。
インフルエンサーマーケティング領域でのチャレンジはもちろんですが、DeNAのキャリア制度を活用して自身の成長や活躍を展開していく桜井さんの挑戦がかっこいいですね。
こうした実際にチャレンジされている方のお話を聞くと、その熱量が伝わってきて、モリシー自身もチャレンジしたくなってきました!笑

また、他の会社の方と話してても非常に評価していただけることが多いDeNAのキャリア制度はこちらに詳細がまとまっていますので、ご興味持っていいただける方は是非みてみてください!


また、今回の記事以外にも、第一弾の記事では、DeNAの採用マーケティングを考えるというテーマを、第二弾の記事では、DeNAのマーケティング組織の取り組みについて掲載させていただきましたので、まだ読んでない方はぜひそちらもチェックしてみてください!

次回以降もDeNAのマーケターたちのチャレンジ事例をどんどん紹介していきたいと思ってますので、是非楽しみにしててください!