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小説ネタ:休憩スペース占領されている。

さぁ、たまにはデパートで食事でもしよう。

と繰り出すことになった。

メンバーは個々にその時間に向かう。

少し早めに着いてしまった事が災いしたのか、
座る場所が次々と女子高生や親子連れ
何故か母親と娘のユニットに占領されている。

親子連れはまだしも、
女子高生らしきユニットに至っては完全に暇つぶしである。

めちゃくちゃダルそうにソファーの上で転がっている。

通常、親の顔が見てみたいなどと言うところだが、
そんなことはどうでも良い。

なぜなら、全員マスクで誰が親かなって分からない(笑)

女子は3人揃うと帝国ができてしまうように見えてしまう。

ある種のエネルギーが漲っている。

できれば、
私のような下々のために席を譲って頂きたいのだが、
それは叶うことはない。

別の席を探しに移動する。

そこは誰もいないのにカートが置かれて、
まさに触らないでと言わんばかりの状態である。

荷物がてんこ盛りになっている。

多分家族連れだろうと思われる。

もはや、マナーなんてことは言わない。

なぜならお子さん多そうな感じなので、
それを食事に連れてくること自体大変だと思う。

でも誰もいない。カートの脇に席はあったが、
荷崩れしそうなのが怖いので座るのをやめる。

そんなこんなをしているうちにフロアーを移動する。

一番上のフロアーにてやっと座る場所を見つける。

ほっとしたのも束の間、
次々と上がってくる人に睨まれる。

目を合わせないように座る。

小さくしていると目の前に子供が歩いている。

あ、座ってるーと指を刺される。

どなた様でもお座りいただけますと書いてある。

多分座って良いと思う。

時間になったのでお店に向かう。

中々、きつい時間であった。

これから待ち合わせは
5分前にすることにしよう。

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