『あの時、僕は』

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16『 ぼくが僕であるために 』 〜あの時、僕は〜

2019・3

ソウ
今までありがとう
君は今まで6年間 自分の力の限り
最後まで 走りきってくれた

長い間 とにかく君たちは 人が少なかったから
コートの外でも バスケが好きそうな子を見つけては
ずっと声をかけていたね

おかげで 後輩達はたくさん増えて
バスケットに 集中できる環境が整っていった

だけど4年生の後半 君は足のケガに苦しみ
ずっと練習できない日々が続いた
本当に歯がゆくて 悔

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15『 もう泣くな胸を張れ 』 〜あの時、僕は〜

2019・2

5年生大会 新人戦
上木ガッツは今年も順位決定戦に駒を進めた

2試合目、チームN戦 
もう少し、あと2秒の辛抱だったんだ…

オーバータイム(延長戦)に持ち込んだ
相手チームも素晴らしいプレイを魅せてくれた

そして君たちもそれ以上に、
レベルの高いバスケットで僕たちを魅了してくれた

最後まで諦めず 力の限り戦い抜いた 
君たちを 僕たちは誇りに思う

だからもう泣くな 胸を張

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14『 気まぐれだった君が 』 〜あの時、僕は〜

2019・2

いつもチームを支えてくれたカイ
2年生のはじめ、君はお兄ちゃんと一緒に入ってきてくれたね
今でも君が入団して来た日のことを覚えている
人一倍やんちゃで、暴れん坊の君

成長した君は
自分たちの代で副キャプテンとして、立派に役目を果たしてくれた
本当に感謝している

しぶといデフェンス、予測できないオフェンス
いざというとき 君の存在は本当に心強かったよ

振り返ればいつも君がいた

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13『 成長と交差する日 』 〜あの時、僕は〜

2018・12

僕はもう君には勝てない
素直に負けを認めたい

いつかこんな日が来ると思っていた
勝負に負けた 

いや それだけじゃない
他にも勝てないとことが たくさんある

来て欲しくはなかったけど 
いつか来なくては困る日
それが今日だ

いくらトレーニングしようが 走ろうが 
日々衰えゆく僕
それとは対照的に ぐんぐん伸びゆく君

君と僕の体力 技量はいつしか交差し 
逆転することは分

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12『 明日にむかって 』 〜あの時、僕は〜

2018・10

試合終了、あっという間だった…。
秋季大会・順位決定戦
残念ながらガッツは負けた。悔しい。

勝つことは出来なかったけど、この試合にむけて嬉しいこともあった。

それ1ケ月前、秋季大会予選で1敗したあの日に遡る。

その日、上木ガッツはOSミニバスと3Qまで競り合ったが、4Qで相手の高さに屈し負けた。

ゲーム終了時、チーム一の長身ヤスはコートにいなかった。

「自分がもし第4ク

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11『 いつかの出逢い、あの日の契り 』 〜あの時、僕は〜

2018・9

初めてのバスケ
貸してもらった初めてのバッシュ 
何もできない君をみて
靴ひもを結んでくれる 優しい先輩たち

昔から厳しくて いつも優しいヒロ先輩
そんなヒロ先輩も 今はもう高校生

先日の練習ゲーム 
昔と何も変わらない 体育館で
共に大きくなった ソウとヒロト先輩は
激しく 本気でぶつかり合っていた
お互い 何かを確かめ合うように

それは いつもの練習風景なんだろうけど

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10『 こぼれた涙 』 〜あの時、僕は〜

2018・6

君の人生は これからも
いろんなことが あるだろう

嬉しいこと 悲しいこと 
思いもよらない出来事

でも君は そのたびに
その壁を きっと 乗り越えていく

人はより高く 跳ぶために
時には ぐっと歯を食いしばり
膝を曲げて かがまなければならない

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もし君が 今 沈んでいて
そのために 自分が 
小さく

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09『 バスケの神様と少年 』 〜あの時、僕は〜

2018・3

「うぉーっ!、ナイっシュー!ヒサ!」

5年生大会最終日、順位決定戦。この大会で一番の声援は、
4年生ヒサのプレイに注がれた。

本大会最後の試合、ヒサは2Qに出場して6得点をもぎ取った。

ヒサはいつも試合に出ている訳ではない。
頭が良くて一番声の大きいヒサ。
いつもはベンチではスコア係として、ゲームを支えてくれている。
時には後輩にスコアの付け方を教えながら、また自らスコアを付

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08『 勝利をつかめ熱き想い、秘めたる闘志! 』 〜あの時、僕は〜

2018・2

「ファーン!」

その時、試合終了のブザーがアリーナに鳴り響いた。

「ふざけんなっ!こんな試合二度とするな! もう二度と…す、ん、な…二度と…」

試合終了後、僕は観客席でそう叫んだ。

周りの熱気、歓喜と悲鳴がうねり合い、折り混ざるアリーナで
人目を気にせずそう叫んだ。叫ばすにはいられなかった。

僕たち上木ガッツは、ミニバスの聖地さいたま市記念総合体育館で行われる、さいたま市

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07『 道 』 〜あの時、僕は〜

2018・1

君たちがこれから進む道
進めばきっと いろんなことが起こるだろう

自分の思い通りにならない…
邪魔されて結果が出せず、悔しくて涙する事も
あるだろう。

一人では出来なくても、二人なら、
三人なら出来ることもあるだろう。

どうしていいかわからない…
一人その場でたたずみ、
怯えることもあるだろう

怖くて目の前が真っ暗でも、
周りが全員反対しても、
一人その道を走らなければ

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