映画を観た記録149 2024年8月13日    サラ・ポーリー『ウーマン・トーキング 女たちの選択』

Amazon Prime Videoでサラ・ポーリー『ウーマン・トーキング 女たちの選択』を観る。

相当な問題作である。

あまりにも問題作、衝撃的、挑戦的すぎる作品に私は言葉を失っている。

調べてみたらUnited Artistsが最後にリリースした作品でもある。

プロデューサー名にブラッド・ピットが名を連ねている。

ブラッド・ピットはこのような社会的問題作をプロデュースしたがる傾向はある。

私は、本作品は、19世紀のアメリカの開拓地の話だと考え観ていた。馬に乗り、農業で生活を行い、納屋で議論して…

しかし、ドラマ途中で、本作品は、現在の話だとわかった。

議論の議事録をするオーガスト(本作で出演する唯一の成人男である。)が、第二次世界大戦のイタリアで電気を使うための話を恋している女性へ伝える。

え?現代の話なんですか?と一瞬戸惑い、さらに、その後、シークエンスが変わり、モンキーズのデイドリームビリーバーが流す国勢調査の自動車が「2010年の国勢調査です。」と触れ回る。

え?21世紀の話なのか?

なんだなんだこの映画。主題はハードすぎるし、議論過程で女性たちは信仰にまで踏み込む。形而上学的な議論もする。

そして、抽象的な表現ではあるのだろうが、男たちは、(少年である。)皆、ネルシャツでオーバーオールである。

なぜなのか。この衣装も謎である。

問題作すぎるが、サラ・ポーリーはカナダの女優であり、映画監督であり、脚本家である。

凄い才能である。

呪われた映画ともいえる。

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