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クラシルの調理チームの秘密に迫る!―調理チームのミッションとは―

<この記事は2018年9月18日にWantedlyで公開された記事です>

kurashiru(以下、クラシル)のレシピ動画制作を支えている調理チーム🍴
今回は、「品質管理」「レクチャー」「新規コンテンツ」「広報案件」の4チームに分かれている調理チームを紹介していきたいと思います。


品質管理チーム

ユーザーの皆さんにお届けするレシピのチェックを行っています。
クラシルにあるレシピは、クラシルの調理人(通称:クラシルシェフ)さんがそれぞれに考案し、調理、撮影までを一人のシェフが責任を持って担当します。

クラシルが配信しているレシピを、ユーザーのみなさまに正しく・安全にお届けできるように、「品質管理」チームが1件1件確認しているのです。材料名の表記を統一したり、材料の分量や加熱時間に問題がないかなど、細部にこだわって提供しています。

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クラシルの品質管理チームの菅原早希子さんに、特に気をつけているポイントを聞いたところ、

「まずは動画を見て、作りたい!これなら作れるかも!と思ってもらえるように調整します。例えば 豚バラ肉120g キャベツ130g しめじ40g よりも、豚バラ肉150g キャベツ100g しめじ50g のようにキリの良い重量のほうが記憶に残りやすいので、作る気が湧いたりするんです。そして、作りたいと思った人が実際に作ってみて安全においしくできるように、作る前にレシピ上で計算して、よりたくさんの人がおいしく"作ってよかった"という体験をしてもらえるように調整しています。」

とのこと。 

また、衛生面に懸念が残るレシピに関しては、法律や公的機関、メーカーの情報を元に、細心の注意を払ってチェックしているのも品質管理チームです。
例えばお肉をレアに仕上げるローストビーフのレシピでは、厚生労働省が食品販売者のために出している「生食用食肉(牛肉)の規格基準設定に関するQ&A 」を参考にレシピをチェックするフローがあります。「新鮮なお肉を使っているか」「肉塊の各面しっかり焼き色をつけているか」「食べる時は表面1〜2cmの色がかわっているか」「焼いた後に調味液に付ける場合は冷蔵庫で2時間程度になっているか。」を確認し、「肉塊の表面から深さ1cm 以上の部分までを60℃で2分間以上加熱」という商品として販売しても問題ない厳しい基準をご家庭でもしっかりとクリアできるレシピに仕上げているのです。
1つ1つのレシピにこだわりながら調理をしているのが伝わりますね。

レクチャーチーム

30人を超えるクラシルの調理人(通称:クラシルシェフ)に対して、レシピ考案の仕方から、カメラを使った写真、動画の撮影方法、フードスタイリングの指導までを行っています。初期研修のみでなく、コンテンツのクオリティを上げるべく制作部と連携したフォローアップ研修で全体をサポートしています。

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「撮影では、どう撮影したらどのように編集されるかを教えるように意識しています。クラシルのユーザーさんは日常的にお料理をされる方ばかりではないので、見やすく、わかりやすい動画にすることを大事にしています。レシピ作成では、クラシルの決まりに沿っておいしく、安全で、作りたくなるようなレシピ考案のサポートをしています。レクチャー業務は基礎の部分にあたります。基礎をしっかりと教えることが応用にも繋がり、それがコンテンツのクリエイティブ向上にも繋がると思っているので、とても重要な役割であると感じています。また、誰かに教えることで自分自身の勉強にもなり、幅広い知識を身につけることができ、やりがいを感じます。」

とのこと。非常にやりがいのある役割ということがわかります。


新規コンテンツチーム

クラシル内の季節ごとの特集や新たな取り組みを行います。
最近では糖質制限レシピや基本のコンテンツなどを公開してきました。

新規コンテンツチームでは、「いま、どのようなレシピがユーザーの方から求められているのかや、まだ足りていないジャンルを充実させること」に気をつけながら、トレンドなども意識した取り組みを行っているようです。

広報案件チーム

どのコラボ案件を中心に、レシピの考案から調理、撮影までを担うチームです。それぞれの内容に合わせ、希望にそったレシピとなるように、様々なデータから最適なレシピを考案し提案を行っています。クラシルらしさを残しつつ、映画やテレビなどの世界観を表現してくれています。

クラシルの調理チームは、調理にとどまらず、様々な取り組みをしているのがわかっていただけたのではないでしょうか。

これまでの取り組み紹介

これまで調理チームが実施してきた取り組みを一部紹介させていただきます!

◆西日本豪雨:https://www.kurashiru.com/lp/west_japan_floods?init=true

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クラシルとして、被災された方々のお役に立てることは何かを考えたときに、災害時の「食」に関するお役立ち情報をお届けできればとスタートしたプロジェクトです。
災害時の食事や、暑さによる不調を少しでも軽減できるようにと、様々なレシピをまとめたページを作成させていただきました。

このプロジェクトを担当したのは、管理栄養士の菅原早希子さん。
「delyメンバーで力を合わせ、食を通して、社会に貢献できるのは本当にしあわせなことだと改めて思いました」とのこと。

◆糖質制限レシピ:https://www.kurashiru.com/features/209

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ダイエットなどで取り入れる人や健康な体を保つために糖質制限に取り組む人が増えてきましたね。
より多くの人に「食」を楽しんでもらえたらという想いからスタートしたのが糖質制限レシピプロジェクトです。
糖質制限レシピは、クラシルの管理栄養士によりすべて厳密に栄養計算がされているだけでなく、かんたんに日常生活の中で作れるようなレシピを揃えています。


◆基本のレシピ:https://www.kurashiru.com/cooking_basics

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「○○ 切り方」や「○○ 茹で方」など、世の中的にニーズがあるだけでなく、クラシル内でもユーザーによって検索はされていましたが、これまではそういったレシピコンテンツが多くありませんでした。

料理が得意な方だけでなく、少し苦手意識を感じている方にも、日常的にクラシルを使ってもらえたら、という想いから基本のコンテンツの制作は始まりました。
「10年後にも見てもらえるレシピ」を目指しチーム一丸となって動画制作を行っています。
今では基本のレシピだけで約300件*のレシピ動画が公開されています。(*2018年8月時点)


まだまだ紹介したい取り組みがたくさんありますが、書ききれないくらいあるのがクラシル・・・!
実際にそれぞれの特集に取り組んだ菅原さん、田部さんの今後の展望などを聞いてみました。

菅原「テキストベースや画像ベースのさまざまな料理コンテンツを動画にすることで、よりわかりやすく、伝わりやすくし、みなさんの毎日がより豊かになるようなコンテンツをつくっていきたいです!」

田部「ユーザーさんの声に耳を傾け、ユーザーさんが求めるコンテンツをわかりやすく作り上げていくことを心がけています。一人でも多くの方が食を通して幸せな経験をしていただけるようなきっかけとなれたらと思います!」

ただ調理をするのではなく、その先にいるユーザーのことを考えているのがよくわかりますね。そういう視点でクラシルを見ていただくと、また違った見方ができるかも👀

今後は、各チームの密着取材を予定しています。楽しみにしていてくださいね✨


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