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住みたいランキング米国1位のまち(オレゴン州ポートランド市)

【まちnote #4】ポートランド市

さて、今日は僕が最も行ってみたいまちの1つ、ポートランドのまちづくりメモ。

ポートランドは、アメリカで「最も住みたいまち」の1つであり、「子育てに優しいまち」「サステイナブルなまち」「食のまち」「おしゃれなまち」などのランキングの常連です。

居住地として魅力的なだけでなく、ポートランドはクリエイティブコミュニティの中心地としても知られています。

クリエイターが集まる場所だから、とにかく町並みがきれいです。。。

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そして何となく、日本の原風景とも重ねてしまう、風景。
(富士山ぽい)

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住民参加型まちづくり

そんなポートランド市ですが、これまで全て順風満帆にまちづくりが進んできたわけではないようです。

1970年頃に市民を中心としたまちづくりが始まり、40年でアメリカ随一の魅力的なまちになりましたが、その結果として、2010年頃にはジェントリフィケーション問題(急激な人口増・地価上昇により、元々の地域住民の居住が困難になる問題)に直面します。

ポートランド市は、まちのサステイナビリティを考慮できていなかった誤りを認め、当時の開発担当行政局を閉局し、住民との対話を重視するようになり、いまでは、その市民参加型のまちづくりが注目されるようになっています。

下記の記事では、市民からの意見をスムーズに反映するために政治家を5人のみとする「コミッション制度」や、まちづくりを住民の裁量で進めていけるプロセスがある「ネイバーフットアソーシエーション」等、住民参加型を体現する具体的な仕組みが紹介されています。

また、その最先端のまちづくりを学ぶことができる、人材育成プログラム「JaLoGoMa(ジャロゴマ)」をポートランド州大が提供しており、そこでは、下記のようなまちづくりのポイントが紹介されているそうです。

① 関係者や団体とパートナシップを 組み、協働体制で向かい合う
② それぞれの立ち位置から、各自がリーダーシップをとる
行政と住民は対等な立場であり、大人と大人の関係である
④「公正性のレンズ」でプロジェクトを吟味する

「JaLoGoMa(ジャロゴマ)」についてはこちらの記事をご参照ください。とっても丁寧に紹介されていて、上記もこちらの記事から抜粋させて頂きました。

住民との腰を据えた対話から、様々な地域課題の解決策も生まれています。例えば、女性ホームレス向けの小さい家をつくる「Kenton tiny home village」はその成功事例の一つと言われています。

DIY文化

ポートランドのまちづくりについて、専門家の方がお話されている動画を発見しました。

ポートランドの最近のまちづくりのリアルが知ることができて、大変勉強になりました。

また、動画の最後の方では、ポートランドの一つの代名詞でもあるDIY文化が紹介されていますが、ポートランドでは、モノづくりをやりたい人々が集まる共同作業スペース「メイカースペース(Makerspace)」があり、DIY文化や、それを実行するクリエイターを支えています。

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こんなポートランドのDIY文化は、日本にも伝播しています。

今後もポートランド的なまちづくり、ライフスタイルは日本にも伝播してくると思われるので、注目していきたいと思います。

あーいってみたい。

(蛇足)
2017年に発刊されたポートランドの政策の進捗報告レポート(2017)がとても分かりやすかったです。こんなところにもクリエイティブ力が生きていました。

気ままに更新をしています。マーケティング、フィンテック、スポーツビジネスあたりを勉強中で、関心があう方々と情報交換するためにnoteはじめました。サポートいただけると力がでます。どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m