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トップスポーツ選手の収入源

2020年5月、Fobesより最新のスポーツ選手収入ランキングが発表された。

1位 フェデラー(テニス)

1位に輝いたのはテニスプレイヤーのフェデラー。2019年の収入が約115億円だったという。

フェデラーはテニスプレイヤーとして、初めてオフザピッチ(競技関連収入以外)で1億ドル以上(約100億円以上)を稼いだ選手にもなった。

その内訳のほとんどはスポンサー収入だ。主だった企業でいうと、ユニクロ、クレディスイス、メルセデスベンツ等。

ざっくり計算でも、収入に占めるスポンサー収入の割合が90%を超える。

ちなみに、同じテニスプレイヤーである大坂なおみ選手は日本人最高順位(かつ過去の女子テニスプレイヤー最高額)の29位、錦織圭選手は40位にランクインしている。

この2選手についても、その大半をスポンサー収入が占めている。

ランキングに話を戻そう。

2位 クリスティア―ノ・ロナウド(サッカー)

2位となったのはサッカープレイヤーのクリスティア―ノ・ロナウドで約105億円。

同選手の場合、スポンサー収入はナイキを中心として約45億円とのことなので、全収入に占める割合は50%を下回る。競技収入が約40億円であり、テニス選手の稼ぎ方とは内訳が大きく異なる。

このように同じ収入ランキング上位者でもその内訳は大きく違う。

2018年の1位 メイウェザー(ボクシング)

2019年版・2020年年版にはランクインしていないが、2018年版のランキング1位であるメイウェザーはもっと極端だ。

計上対象となる2017年、彼はなんと300億円以上を稼いだ。

ちなみにメイウェザーは、1998~2017年の10年間で約1,000億円の収入をあげている。

そして、2017年までのキャリア人生でのトータル賞金総額が約700~800億円にのぼると言われており、そのオンザピッチ(競技収入)は70~80%ということになる。

新たな収入源

こう見てくると、テニスプレイヤーは最もオフザピッチ(競技収入以外)の稼ぎが多く、その中でもフェデラーは最も成功していると言える。

個人的に注目したい彼の活動がある。

それがスタートアップへの投資、ならびに経営への参画だ。

現役スポーツ選手に多かれ少なかれ熱狂的なファンがいる。

そのファンは、スポーツ選手の活動がよほど的外れでない限り、そのビジネス面での成功も願い、応援するだろう。

僕自身も、大好きなデル・ピエロが行う活動は、基本的に全て肯定的だし応援したいと思う。

その応援エネルギーは、まだ世の中に理解されない新しいビジネス創造を目指すベンチャー企業の初期にとって、あまりにありがたいだろう。

初動が加速することで、もちろん投資した資金の回収確率も高くなる。

スポーツ選手による投資について、とても分かりやすく纏まっているnoteも参考にさせて頂いたが、スポーツ選手が投資家兼経営者の顔を持ち、それが将来的な収入源となるケースは増えていくだろう。

今後、現役時代から、投資家兼経営者として活躍するアスリートの事例が増える中で、世界中で増えていくと思われる。

日本でもサッカーの本田圭佑選手はすでにベンチャー業界の中でもその目利きが認められつつある。

個人的には、地域課題を解決するようなベンチャー企業(あるいは地元企業がチャレンジする新規事業)への投資がより広がることを期待している。なぜなら、選手のファンは、その選手の地元や地元のための活動にも関心が強く、その地域のファンにもなり得る、つまり地域経済の活性化にもつながる可能性があると考えるためだ。







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