8/4 3レース
2場共に強いトラックバイアスは出ていないが、土曜日の記事は3戦2勝、それぞれ資金の24倍、16倍程度の標準的な的中額で順当な結果。記事にしなかったレースも好調だったので、全体的に乱数の少ないフェアな馬場状態で進行している印象だった。時間を掛けた予習作業が報われやすい感じがあるので、日曜日もすべてのレースに万全の準備を敷いた上で競馬に臨みましょう
Q.エルムS
そんなにハードルは高くないメンバーレベル。プロキオンSのマリアロードのように、穴馬での差し込みが十分狙えるレースと見る
◎フルム
攻め気配ならダントツでナンバーワン。物凄い気合い乗りになっているが、暴発する事なく折り合いもついている。ゴール前は矢のような伸び脚が見られ、いかにも”矯めたら弾けそう”な雰囲気が漂っていた
前走は大沼S。勝負処で少しズブいところのあるナチュラルハイが、3〜4コーナーで大外を回さずノンブレーキで回ってくる事に成功したレース。サヴァも内目を完璧に捌き、テーオードレフォンも自分の形で完全燃焼。この3頭は力を出し切っていたが、フルムも4コーナーの脚色を見ると、上位争いに加われそうな感じがあったのは見逃せないポイント。4コーナーの出口で一気に外へ振ったのが裏目。外が壁になって進路が取り切れず、結局内へ戻ってきて勢いも殺されてしまった
ここも3列目以降の立場になると思うので、上手く捌ける保証は全く無いのだが、脚質的には前目で勝負したい馬が多い組み合わせ。行くべき馬の大半がキッチリ行ってくれれば、差し込みやすい隊列が見込める。デキに関しては確実に上向きで、今回で100になっている手応えがある。マリーンSをパスした分、ローテーションも楽。何とかねじ込みたい
Q.レパードS
◎ミッキーファイト
調教の雰囲気を見ていると一枚モノが違う印象。仮に、紛れの少ない船橋やら大井の手頃な頭数であれば、まず負けないだろうなという印象。前走のユニコーンSは、
7.0−10.7−11.8−13.1−12.7−12.6−12.6−12.6−12.8−12.7
3〜4コーナー、勝負処のペースアップが一切起きなかった珍しいレースで、結果的に外捲りが不利にならなかった。外から動いてきた勝ち馬が楽に勝てた要因はその辺にあるのだが、
対するミッキーファイトは2列目の真ん中で前後左右をびっしり囲まれる形。馬体接触を繰り返し、特に外側のサトノエピックには徹底的にブロックされて押し返される格好。直線入口でも前が壁になったままで、1、2着馬が完全に抜け出すのを黙って見ているしかなかった
スパイラルカーブの新潟コースなので、レース運びに関しては前走以上にデリケートな競馬になると思うが、徐々にテンの行き脚もつくようになっている。ペースも流れそうだし、調教では馬混みを捌く為の準備を積み重ねてきた。そう難しい形にはならないと予想していて、ここはしっかり巻き返してきそうなタイミング。1着固定で入る
配当的に買えないというのもあるが、2番人気ソニックスターは消し。単純な馬力、脚力は一番かもしれないが、適性的にはいかにも大箱のマイルの方が合うタイプだと思う。⑥⑦⑪⑭あたりも消し
走破内容の比較なら相手筆頭はジーサイクロンだが、そんなに器用なタイプではないので、タイトなコースで一考。ミッキーファイトの1着固定自体に配当妙味は無く、大事にいく必要は全く無い。ミッキーファイトが勝って2、3着がヌケるなんて全然上等。馬券は「ダメ元」ぐらいの感覚で攻撃的に買い目を絞りながら、2、3着で穴馬を拾う形を考えている
何が言いたいのかというと、馬がやれる事の引き出し、人間の熱も多い重賞レースは乱数も高くなる。馬券を買う側もそこは覚悟しておくべきで、「当てにいく」みたいな姿勢は有り得ない。展開を読み切りたいなら平場の方が遙かに有利なので、こういうレースは攻撃一手であると個人的には考えている
Q.キャンドルマス
7/28の記事参照。前走はスタートで躓いて落馬寸前。ゲートを出るタイミング自体は遅くなかったので、再度買ってみても良いと思うが
前走比で明らかに悪化している条件が4つあって、
①メンバーレベルが上がっている
②強い事がバレたのでオッズが低くなる
③外隣にハッピーダンスは枠の並びが最悪
④連闘。このテのパイロ産駒を詰めて使うと、大抵は悪い方の結果が出る
どういう結果になるにしろ、机上の計算だと馬券を買うタイミングは前走がベストという事になる。買うにしても、前走よりちょっと弱めに。ハッピーダンスとのスタート勝負でしょうね
ここから先は
¥ 150
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?