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2020年9月の記事一覧
自殺を考え、自助グループに通いだした。そして楽になった私が今伝えたいこと。
竹内結子さん心よりご冥福をお祈りいたします。
どうかお願いだから理由を詮索したり、ご遺族の方に無理に取材するのはやめてほしい。変に犯人探しをしたら、次の被害者を出すだけですし、周りの人は絶対、なんで助けられなかったんだと後悔しているので、誰かを責めたりしては本当にいけないと思います。
今年の7月、私は「死にたい」と思った。涙が止まらなくなった。いのちの電話など相談窓口にかけ、精神科の受診をすす
#ずいずい随筆⑮:未来が見える強さと、カッサンドラの嘆き
僕は最近悩んでいることがある。
正確に言えば、悩みというよりは嘆きに近い。
僕は腫瘍内科医だ。
簡単に言えば、がんを専門とする内科医である。
こう言うと時に
「じゃあ、私もがんになったときには西先生に診てもらおうかな」
なんて言われることがあるが、実際にはそんなに簡単なことではない。
僕が専門とするがんは、「消化器がん」だ。つまり、胃がんや大腸がん、膵がんや胆のうがんなど、消化を
救急外来でプライマリ・ケア
ここ最近は、自身の大学院の学びの中心であるプライマリ・ケアに関することを徒然に書いています。プライマリ・ケアの定義やキーワードは、以前のブログでもご紹介しました。
プライマリ・ケアと救急外来、というと、シンプルに「受診のしやすさ」である近接性を考えてしまいますが、継続性や地域志向性を踏まえたケアの提供もできるのではないかと思わせる、救急外来での一コマを紹介したブログを拝見しました。
夜間
大坂なおみ選手は、ナニジンか?
ぼくは、大坂なおみ選手のファンではない。
テニスそのものにたいして興味がないぼくだけれど、大坂なおみ選手が2018年の全仏オープン、2019年の全豪オープンを制した際のフィーバーに、ある種の違和感を覚えずにはいられなかった。その違和感とはむろん、大坂なおみ選手についてではなく、大坂なおみ選手をめぐるぼくたち日本人についての違和感である。
大坂なおみ選手の快挙は「日本人初のグランドスラム制覇」と