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ちえのかたまり

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2020年6月の記事一覧

アメリカの美大で学んだこと05:「絵がうまい」より大切なこと

アメリカの美大で学んだこと05:「絵がうまい」より大切なこと

突然ですが絵がうまい人ってたくさんいますよね。

SNSなんか見てると、もう全人類が自分より絵が上手いんじゃないかって思えてきて、凹むことさえあります。笑 

僕は23歳のド素人として美大に入学したので(うちの学校はポートフォリオ審査や美術スキルのテストは無いので本当に素人でした)、入学時点でのスキルは学校内ではすごく下の方でした。

さて、絵がうまいのはコンセプトアーティストとして働く上で当然大

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わたしのおっぱい、アナタのおっぱい。

わたしのおっぱい、アナタのおっぱい。

1970年ごろにウーマンリブ運動をしていた人たちが、女性の解放を主張して、メッセージの一環としてブラジャーを焼いた。ずいぶん古い話ですが、ご存じでしょうか?みんなでい広場に集まって気勢を上げ、焚火を起こして、そこに片端からブラジャーを放り込んだ。「こういうものが女性を社会的に束縛しているのはけしからん」というのが彼女たちの主張で、新聞記者はその写真を撮り、大きく報道した。
『村上ラヂオ 村上春樹 

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新聞記者最後の日。書けなかったエピソード。

新聞記者最後の日。書けなかったエピソード。

記者をやっていると「書きたいけど書けない」という状況にも出くわす。

大半は「書かれる側」に配慮して、というパターン。
これは読者の皆さんにも想像はつくかもしれない。

もうひとパターンある。
それは「自分が関わりすぎていて書けない」だ。

ファンの皆さんが読みたいのはやはり、アスリート本人のエピソードだと思う。その描写に、あくまで「媒介者」でしかない記者が写り込むのは避けるべき。多くの記者がそう

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家族の暴力への援助 ~その歴史から対応へ~(信田さよ子:原宿カウンセリングセンター所長)
#つながれない社会のなかでこころのつながりを

家族の暴力への援助 ~その歴史から対応へ~(信田さよ子:原宿カウンセリングセンター所長) #つながれない社会のなかでこころのつながりを

多くの国で外出しないで家にいることが一番の方策と考えられた今回、世界的な問題として浮上してきたのが、家庭内におけるDV(ドメスティックス・バイオレンス)でした。日本でその問題に早くから携わってきた信田さよ子先生に、世界での問題化に関連しての日本の対応、そして、これからの生活において忘れてはならない視点について語っていただきました。

はじめに コロナ禍は測り知れない影響を世界中に与えるだろうが、そ

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DIYテーブルを模索することになるとは

DIYテーブルを模索することになるとは

既製品でよかったんだ。

値段に折り合いつけ好きなデザインのものを買えたらよかったのに、身長にあったサイズがまっっっったく見当たらない。しかも、脚だけ購入に際しても既存の高さでは難しい。

もう仕方がない。
高さをオーダーメイドできる脚と天板を買うしかない。

デスクをすっきりマガジンを見ると木材通販のマルトクショップで鉄板を購入している人が多かったので検討したけれどまずはホームセンターで売ってい

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書籍『ダイエット幻想:やせること、愛されること』

書籍『ダイエット幻想:やせること、愛されること』

磯野真穂 2019 ちくまプリマー文庫

ダイエットは幻想であると断罪する本ではない。
ダイエットという幻想に、いかに人が振り回されているか。
あるいは、人が幻想に我が身と生活を支配されるあまりに、世界と具体的に関わる方法を失う。
そんな事態を、ダイエットを例にして、解き明かす。

やせることと愛されることがいびつに絡み合ってしまったものが、摂食障害である。
著者が摂食障害について研究してきた

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ほぼ毎朝6:30に15分くらい考えるラジオ。
内容は、緩和ケア・暮らしの保健室・社会的処方・コトバとコミュニティ・生と死・・・・などなど。

今日のテーマは「メモとる人と取れない人」
今日のお話は、Twitterで話題になった、たらればさん・村中さんの気づきから。僕自身が「患者と話ながらカルテを書けない人」なので、聞きながら書く能力の脳特性についてご紹介します。

★社会的処方研究所オンラインコミ

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