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日日自炊自足【10月24日の夕食 と すってんころりん】

夫なし。子は独立。
自炊の習慣で自分の必要をみたす、50代ひとり暮らし。
アレルギー対策に 油をやめ(家にある油はラー油のみ)、お肉、乳製品、卵、小麦粉、お米や砂糖をなるべく減らした(い)食生活。

「家族のためのご飯」を卒業した献立の記録 と 自分を観察する日記。

・絹豆腐 キムチ
・海苔巻き(テイクアウト)
・コロッケ(コンビニホットスナック)

今日別の事を書こうと思っていたのだけど、先ほど衝撃的なことがあったのでそちらを優先することにした。

今朝、通勤途中、雨上がりで濡れていた下りエスカレーターで、タイトル通り「すってんころりん」して、さらにそこから2~3段滑り降りて呆然。
すってんころりんなんてかわいく書いたけれど、実際は「どってんずるずる」と、上段からおばさんが落ちてくるホラー。
(機械音での「歩かず立ち止まってお乗りください」のアナウンスを無視した結果なので、自業自得の事故です。)

前に人がいなかったことが幸いだったのだけど、まもなくエスカレーター降り口というところでも立ち上がれずにいると(もちろん意識はあるが気力がなく、立ち上がるという発想がない状態)、隣の女性とその前の男性が手を伸ばして助けてくれた。

降りた先で「大丈夫ですか!?」と声をかけられて
にやにやしながら「大丈夫じゃないけど大丈夫です。。」と答え、お騒がせしたことを謝罪し感謝を伝え職場に向かった。

しかしどうにも背中の下の腰が痛い。鈍痛というよりヒリヒリと痛む。
しかし腰ゆえ己の肉眼では確認のしようもない。そこで
職場の誰も来ない倉庫へ行きトップスを腹までまくり上げ、スマートフォンのカメラを背面のなんとなくの場所に構え、指が攣りそうになりながら少しずつ角度を変え、シャッターを連写。

そして確認してみると、直径3センチ(推定)ほどの擦り傷ができていた。
痛々しい、痛い、痛々しい、痛い。
流血とまではいかないが、これならヒリヒリと痛むわけだ・・。


さかのぼること10数年前、わたしは今とは別の職場にバイクで通っていた。
バイカーの父は我が子が免許の取れる年齢になると「バイクの免許を取れ」と言った。
長女が断り、次女が断り、同情と親孝行のつもりで末っ子三女のわたしが教習所へ通うことになり、20歳で相当に!!苦労をしてまったく興味のない中型自動二輪の免許を取得した。
その後長らくペーパードライバーであったが、当時の夫が(現元夫)バイクが欲しいと言いだし・・休日しか乗らないなんて無駄すぎる!と練習し、平日わたしがバイク通勤をすることにしたのだった。

しかしある日の帰り道、だいぶ先の飛び出しに驚いて急ブレーキをかけてしまい、タイヤがロック。
見事にすっころんでしまった。
しかもその日のわたしは財布を忘れており「免許不携帯」

通りすがりの親子に「大丈夫ですか?」と声をかけられ
「大丈夫じゃない・・・」と答えた後にそのことを思い出し、救急車で運ばれたら大変!と「でも大丈夫です。」と立ち上がったのであった。
しかし、左の膝と肘には大きな擦り傷ができていた。前置きが長くなったが・・

その時学んだのが「傷は乾かさない」だった。

幼いころ血を出したときは、清潔にしてすぐに乾かすこと。
かさぶたができれば早く治ると信じていた。
しかし現代はそうではないらしい。
しかも「乾かさない」治療は、傷跡も残りにくいという。

当時、患部に薬を塗りサランラップのようなものを巻いて過ごしていた。
長らく乾かさずにいると、かさぶたができないまま薄い皮膚が再生されていった。


ゆえに本日の話に戻りまして、今回も・・と思いつき、職場にあったビニールを小さくカットし、そこに皮膚科でもらってデスクの引き出しに入れっぱなしにしていたクリームをのせ、それを患部にあてビニールテープで皮膚に張り付けた。


こうしてわたしはまた「ひとりで生きていける貯金」をためる。

そして「助けてもらった」もしっかり貯金した。

間違っても「恥ずかしい」「何やってんだ!」「自分バカ!」は貯金しないよー。それはいち早く忘れるよう「思い出さない」に努めます。


長くなったので、ここまで読んでくださっている方がいるのかわかりませんが、おまけ。

バイクで転んで病院へ行ったとき先生に
「どうされましたか?」と聞かれ
「転びました」
「どこで?」
「道で・・」
「いつ?」
「昨日の夜です」

との会話に「バイクで転んだ」と言い出すきっかけを失い、きっと酔っぱらって転んだと思われてるだろうな・・と考えていた。
診察と会計を終え、処方箋をもって薬局へ。

「ibitsuさーん」と呼ばれカウンターへ行くと、薬剤師の方になぜか小声で
「怪我、デリケートゾーンですか・・・?」と聞かれ
え!?なんでなんで???
「違います」と答える謎のやり取りがあった。

後日のこの件を人の話したことろ「処方箋に『患部』と書くところを『陰部』って書いてあったんじゃない?」と言われ納得したのだった。




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