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新井由木子【思いつき書店】

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「思いついたことはやってみる」と言うのは、とあるおしゃれカフェの中の小さな書店「ペレカスブック」店主であり、イラストレーターでもある新井由木子さんです。世界文化社deliciou… もっと読む
運営しているクリエイター

#イラスト

絵描きで 52才のおばさんですが 書店を作った話と エドワード・ゴーリー

絵を描き続けたいひとへ ちいさな書店を営みたいひとへ これは、画業だけで成り立たなかった…

ちいさな書店ペレカスブックより

52歳(2020年現在)の おばさんで 絵描きで 書店主 です。 1998年HBgallery file competition大…

自分の着たい色を着たら青いキャラが立ちすぎた/新井由木子

 袖を通さずに大切にとっておいたのは、『たかね裁縫所(vol.57 昔、オシャレだった参照)』…

コロネカフェはじめました/新井由木子

 草加駅にほど近いsoso cafeは、おむすびを販売していましたが、この度リニューアルして、『…

ラストタイツ・ノータイツ/新井由木子

 絵描きのキヨシちゃん(思いつき書店vol.031 キヨシと地図を作る 参照)が、タイツのお下が…

わたしがジャック・ニコルソンになった夜/新井由木子

 わたしの営む書店ペレカスブックは、分厚いほっとけーきが人気のカフェ・コンバーションの中…

地獄底/新井由木子

 さんざん時間とマネーを費やして、最終的に地獄の底が開いたお話です。  あれは3年ほど前のこと。イラストレーターでありながら自身の小さな書店を立ち上げたわたしが考案したのは、『ぞうのえほんバッグ』という絵本専用のバッグでした。名前のとおり象の形をしており、耳を持ち上げると絵本が顔をのぞかせます。それは今までにない「絵本を持ち帰る時間が楽しくなる」特別なバッグなのでした。 「絵本が象に乗ってお家にやってくる」という、物語性を大切にしたかったから、象の形。何に乗ってきても良か

クレームは思いやりをもって/新井由木子

草加の、とあるおしゃれカフェの中の小さな書店「ペレカスブック」店主であり、イラストレータ…

ダブル帽子/新井由木子

「思いついたことはやってみる」と言うのは、とあるおしゃれカフェの中の小さな書店「ペレカス…

インフルエンザはつらいよ/新井由木子

 その朝起きると、絵に描いたような風邪っぴき(重症)になってしまっていました。 「新井さ…

お友達になってください/新井由木子

 SNSには『友達申請』という残酷なシステムがあり、一日中悩んだ末に勇気を出して「友達にな…

鍵が無い/新井由木子

 カフェコンバーションの鍵が無くなりました。  鍵は通常わたしたちしか知らない秘密の場所…

草加の小さな神社の小さなお祭り/新井由木子

 その小路は父の生まれた草加にありながら、不思議と母方の祖父母の住んでいた伊豆諸島の新島…

太ってますよ/新井由木子

 先日、カオリさんという定期的にペレカスブックに絵本を選びにいらっしゃる素敵な方が来店された丁度その時、わたしの娘がカフェコンバーションにランチを食べにきていました。 「あれがわたしの娘なんですよ」 「まあ! なんてスタイルの良い、お綺麗な娘さんなんでしょう!」 「でしょう。わたしの子とは思えないくらい細いでしょ。だいたいね、同じ食卓にいても、ものを食べる順序が違いますよ。唐揚げとサラダを出したら、わたしだったら唐揚げから食べますけど、あの子は自然とサラダから食べてますもの。