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#12 自分が好きな漫画について語る~グラップラー刃牙シリーズ編~

小学生ガキ時代、自分は漫画を描くのが凄い好きな人間でした。オリジナル漫画を書いては、クラスに紹介していた位です。
また、小学校に入るまでの1年間、漫画をひたすら読んでいた経験もあり、結構漫画にはうるさいです。隠れ漫画マニアとでもいいましょうか。そんな隠れ漫画マニアの自分が本当に面白いと思った漫画を紹介していく話です。

今日は自分が刃牙シリーズ(以下、刃牙)の面白さを皆さんにお伝えしたいと思います。しかし前もって言っておきたいのは、自分はグラップラー刃牙→バキ→範馬刃牙そして刃牙道の途中までしか読めていないということです。

・とにかく戦いが熱い

特に第2部『バキ』からは戦いが超熱かったですね。何でもあり、であったら即ファイト、本当に強い奴はいつでもどこでも強くなくてはいけないっていう感じが凄い好きです(血の流れる戦いが特徴的だったのもバキからですね)。

・安心して入り込める
バキの途中で作者である板垣先生が言ってた気がするんですが、バキの醍醐味は戦いにあると書いてあって、友情シーンや家族の絆や恋愛の話というのは話の筋に影響することはないと断言してる(と記憶している)んですよね。確かに読み手としては刃牙の戦闘シーンは息を呑む迫力があり、他の話に気が回る余裕が無いくらいです。
なので、これを前もって知ったときは、安心して刃牙を読み進めることが出来ましたね。

・フラグは必ずしも回収するとは限らない!!

自分の好きな漫画の条件の一つに、「先が読めない、気持ちのよい裏切り方をしてくる」というのがあります。
見え見えのフラグをおったててそれをしっかり回収する漫画はあまり好きになれません。いくら作画が良くとも、刺激を感じられません。

そこいくと、刃牙はかなり読者を裏切ってきます。

とある回で、範馬勇次郎が太鼓判を押す天内 悠(漢字合ってるかな?)という強力な相手を最大トーナメントで手配します。
悠の相手は愚地独歩。しかし独歩は悠の体格から、とても負ける予感がしない。「こんなガキすぐにひねってやる」という勢い。
しかし悠は「こんな戦い意味がない!貴方の為だ。負けを認めてくれ!」という。
その時に勇次郎が後ろから手刀で悠を斬。
不戦勝で独歩が勝利する。

こんなこと普通あるかよ!!!って、その時は凄く興奮しましたね。

因みに、天内 悠はそれ以降一回も出て来ていないことを考えると、本当に見え見えのフラグを立てる気ないんだな、と感心しました。

この先の見えない戦闘シーンこそ、刃牙の醍醐味と言えるでしょう。

・フィクション…とは限らない!?

正直刃牙ではぶっ飛んだ、現実ではあり得ない技が出てきます。登場するグラップラー達も超人ばかりです。
ただ、この作品で登場する多くのキャラクターは実際に登場したスゴい人達がモデルとなっています。

それゆえ、完璧なフィクションと割りきって読む以上のリアリティを感じて読むことができます。
勿論、現実離れした体格の人ばかりですが。

また、繰り出される技の原理をエピソード等を交えて説明するシーンがありますが、それがまた面白いんですよね。理屈で考えても相当無茶なこと言っているのはわかりんですが、それでもつい納得してしまう謎の説得力…笑

フィクションだから何でもあり、って世界観よりあり得ないことが、もしかしたら現実でもあり得る?って思わせる漫画が好きなんですよね。

紙コップの水を溢さないドリフトとか、感謝の正拳突き一万回とか笑
嘘!?って思っても惹かれる話には、どこかそのファンタジアを信じ込まされる魔力があるんですよね。

まあ、これ以外にも私が刃牙を好きな理由はまだまだあります。皆さんにも読んで欲しい作品です。

それでは、良い漫画ライフをお過ごし下さい!

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