見出し画像

信じないと、何も起こらない

信じないと、何も起こらない。
神様でなく、九星気学のお話。

そもそも九星気学との出会いはかれこれ、10年以上前にさかのぼる。
気学の先生と出会ったことがきっかけで、それから人生の転換期などに相談に乗っていただくようになった。

その先生は、当時の私を娘のように可愛がってくれるとともに、お年頃だった私をあの手この手で、どうにか結婚させたがっていた。
紹介という名で何人、お年頃の男性を紹介されただろう。
しかし、当時から箸にも棒にも掛からぬ、喰えぬ女だった私はまったく先生の思惑通りにコトが運ばない。

そこで先生は考えた。
九星気学の力を得て、何としてでもこの「じゃじゃ馬」を、人並の幸せ、人生の第二楽章へ導こうと。

私が「結婚」というレッドカーペットへ導かれるよう、先生はこれまでの知恵を総動員させて、こうおっしゃった。

「明日から北東に出かけなさい」
「西に行きなさい」
「来月は東の方角で『お水取り』をしなさい」
(※お水取り=吉方位へ出かけていき、その方角にある神社などで自然の湧き水を汲み、それを飲んで吉方位のエネルギーを取り入れること)

当時は従順で素直だった私は、しつけの行き届いた犬のごとく、先生のおっしゃる通りの方角へ、あっちゃこっちゃに出かけていった。

ある日は高速バスに乗って山梨方面へ出かけ、
またある日は新幹線を乗り継いで島根の神社に出かけ、
言われた方角の神社で粛々とお水を汲み、それを自分の身体に取り込んだ。

吉方位という名のたくさんの旅、引っ越しも経験した。
しかし、肝心の私はというと、一向に先生の望んだような幸せにたどり着く見込みがない。

これまで数々の悩める子羊たちを幸せなゴールに導いてきた、やり手ババアな先生だったが(失敬!)さすがに最後は「おかしいわね。デコネコさん。おかしいわね」と呟きながら、首をかしげていた。
実力ある先生を「むむむ」と唸らせてしまうほど、当時の私にはご利益ナシだったのだ(懐かしき回想!)

今となってはわかる。
当時は私自身が九星気学に対し、半信半疑だった。
なおかつ、それ以上に最も大事な「私はゴールインしたい!(=我熱望持所帯)」という燃えるような情熱が、欠けた月のごとく私には欠陥していたのだから。

その先生のもとで気学を学んだ姉のアドバイスに従って吉方位を選ぶようになってから、小さくとも嬉しいハプニングが実感できるようになったのは最近のこと。

清少納言も取り入れていたという吉方位。
日々の暮らしに取り入れてみると、たとえば【暗剣殺】の日は、「今日は注意デーだから、少し緊張感をもって生活しよう」などと、何気なく背筋がシャンとしてくる。

信じるかどうかはあなた次第。
信じた人から救われる。

幸あれ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?