100字物語「少年のさがしもの」#第15話
少年は壁を探していた。体育館倉庫の裏。片付け忘れた白線引きが石灰を撒いている。ランニングの掛け声が拍遅れでこだまする。外周道路を走っているのは何部だろう。陽が落ちてきた。猫がテニスボールと戯れている。
(to be continued)
毎回、ぴったり100字で1枚のフォトジェニックなショート・ショート風ストーリーを連載。100話完結をめざし、物語をつなげていきます。テーマは、少年のさがしもの。何がみつかるかは、お楽しみに。
サポートをいただけたら、勇気と元気がわいて、 これほどウレシイことはありません♡