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8月6日の新聞より

今日は広島原爆忌です。
今朝の朝日新聞から。

①天声人語

井上ひさしさんの戯曲『父と暮せば』について書いてあリました。

被爆から3年後の広島。父を火の海に置き去りにした罪悪感から、娘は恋心にフタをする。そこに亡くなった父が現われる。

この映画をだいぶ前でしたが、見ました。広島弁がとても美しくて印象的でした。

今見たら、1年前でした。本も読んだんだった。

美津江: うちよりもっとしあわせになってええ人たちがぎょうさんおってでした。そいじゃけえ、その人たちを押しのけて、うちがしあわせになるというわけには行かんのです。

文庫本P67より引用

父:人間のかなしいかったこと、たのしいかったこと、それを伝えるんがおまいの仕事じゃろうが

天声人語より引用


1年前のnoteも再掲してみました。

参考資料の多さに驚いていますが、コラムにも、「井上氏は膨大な資料を集めた」とありました。


天声人語氏は、「核廃絶への道のりは険しい」と書いています。「ゴールは遠のいたかに見える」とも。


「先制不使用」それもむなしく聞こえます。

「核なき社会」でなければ。
私は、私も、そう思います。



*ヘッダー:「父と暮せば」(新潮文庫)の表紙
カバー装幀 和田誠

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