みうらじゅんは、ただものではない~読書日記「マイ遺品セレクション」と。
「みうらじゅんFES」に行ってきた話。
前編はこちら。
そして、補足の感想と読書日記。
見終わってグッズ売り場で買った本がこれ。
良かった。
「マイ遺品」の数々を詳しくキュレーターしてくれているのだ。展示会の印象を確固たるものにしてくれた。
目の付け所とネーミングセンス
「マイブーム」という言葉をつくったのも、みうら氏。会場は、ブーム(ジャンル)がたくさん。それぞれ目の付け所と名前の付け方が面白い。
前回紹介したものの他にもたくさん。
「since」
「創業何年~」とかいうヤツ。街中の看板にある。その写真ばかり集めると面白い。
中には「since2018」とか。(1年前)
古さを誇るんじゃないのかい!
未来の年号まであったりして。
「冷マ」
冷蔵庫にくっつけるマグネット。水のトラブル会社とかのアレ。集めまくり(送ってもらったのもあるらしい)冷蔵庫の全面に隙間なく貼った。びっしりと。
「カカタレ」
タレントのように個性豊かな案山子。
イナバウワーとか、「稲」とかけているし。
「ムカエマ」
「ムカつく➕絵馬」
あまりに自分勝手なお願い事の絵馬。
「嵐の相葉君と付き合いたいです。ダメなら嵐のメンバー 誰でもいいよ」
誰でもいいんかい。
神様は叶えてくれるのだろうか。ため口だし。
その数の物語るもの
みうら氏の卓越したセンス(!)で蒐集された、膨大な数のコレクション。
いや、コレクションじゃないらしい。民俗学のための資料とのこと。
私だって、おみやげ屋さんで、自分の思い出に「どんだけ買ってもいいよ」と言われたら、買いまくる。後先(あとさき)考えなくていいなら。
でも数が違う。パワーが違う。
数がなくても面白いが、数があるからこそ、面白いと思った。
「質」と「量」だ。
「ゴムヘビ」ときたら、どんだけあるんだ。
表現者としての才能
表現者、アーティストとして優れている。
画家としての才能も素晴らしいと思う。
コロナ画のアクの強さ。
新聞でも、毎回楽しみにしている。画家の解説付き。
結論
この面白さって、面白い人には面白いけど、そうじゃない人にとっては、「なにこれ?」と思うだけのような気がする。ウチの夫とかも「ふーん」で終わりそう。
そして、このnoteも、「なにが面白いの?」と読んでもらえないかもしれない。
いいのだ。私は何回も吹き出した。展覧会も本も楽しかった。
アホらしい面白さ、というか。
そして、実は奥が深い・・・かも。
この本を読んだあとで、もう一度展覧会に行っってみたいと思った。
そして、グッズ売り場で、コロナ画のカードが40数枚、ケースに入ったのを買いたい。帰ってから欲しくなった。
そして、私の「マイ遺産」にするのだ。
みうらじゅん賞。
みうら氏がその年にビビッときたヒト、モノ。
自分がもらいたいらしい。
推しの名前を発見!
喜んでいいのだろうか。
今回は見出しを「大見出し」にしている。
なんだか、厚かましくなってきた私・・・。
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