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投球動作はここだけ見とけ!!

こんにちは、でぐのぶ(@Degunobu)です。

僕ははっきり言って野球に関してはど素人です。
そんな私も元職場では、野球をやっている方を担当する場面が少なくありませんでした。

素人だからこそ、しっかりとチェックポイントを決めて評価することで、介入していくポイントを決めています

そのチェックポイントはいわゆるいい投球フォームかどうかです。基本的に良しとされている投球フォームを知り、それができているかのチェックをしています。

問題を見つけるためには、正常を知らないといけないのです!

投球動作の基本と定義

まずは投球動作の期分けを復習しましょう。

ワインドアップ期
・投球動作の始まりから、ステップ脚を最大挙上するまで

早期コッキング期
最大挙上した脚を投球方向に踏み出して、接地するまで

後期コッキング期
・足が接地してから、肩が最大外旋位を取るまで

加速期
・後期コッキング期から、ボールが指を離れるまで

フォロースルー期
・ボールを投げた後、減速動作を行い、投球動作が終わるまで

チェックポイント

まず足の位置です。
これはプレートに対して平行につきます。
グローブは前足よりも軸脚側です。

ワインドアップ期と早期コッキング期の軸足の動きは股関節の内旋を作れているかが重要です。
お尻はホームを向き動きます。野球界ではヒップファーストと言われるらしいです。

軸脚のつま先はショート、左投げならセカンドになります。

上半身をみていきましょう。
グローブから手が離れた時、両肩は内旋しています。


グローブの面はホーム側から上を向き、ボールは1塁側を向きます。
そして両肩は同じ高さになります

最後のフィニッシュでは軸脚の足裏が天井を向いているか。

以上です!


例えば、よくある肘下がりになっていると、上に書いたチェックポイントである両肩が同じ高さになりませんし、グローブから手が離れた時に内旋をうまくとれていない場合が多いです。

もう一つ例を出すと、最後のフィニッシュの時の軸足が天井を向いてないと体幹の回旋がうまくできていないことが多いです。

最後に余談ですが、個人的にコッキング期はとても重要だと考えています。
その理由は、ここでの動きが後に続くからです。

後期コッキング期以降は動作の途中で修正できません。そのあとは投げる勢いなので、フォロースルーをこうしろって言っても、その部分をコントロールするのは不可能です。

なので、全ての問題の原因をこのコッキング期で発見するのです!


その後の評価にどう生かすのか?

チェックポイントでの問題をざっと見ることで、このあと身体を細かく評価するときに役立ちます。

動いている身体を見ながら詳細を考えるのはとても難しいです。

何が原因でそうなっているかを考えながら見るよりも、この後ベッドで評価するので、その時に評価し始めるべきポイントを考えています。

スクリーニングをかけるために、やはりいいフォームを知るということはとても大事ですね。

何の問題なのか?

大きく分けて身体的な問題スキル的な問題があります。

可動域制限などの理由から、正しいフォームが取れていない場合が前者です。

後者は技術的にできないということです。
例えば、上で書いた、「軸足の動きは股関節の内旋を作れているか」という部分。
これは軸足を固定したままで骨盤が動き、相対的に内旋が起きますが、ROMは十分でも、そもそもこの動き方ができないということです。

身体的な問題はトレーニング処方でほとんどの場合改善されます。
難しいのがスキル的な問題の方です。
競技に必要なスキルを伸ばせるようなトレーニング処方をできるように、動作を分析する能力が求められると思います。

この部分はまだまだ自分も探り探りなのでね、参考にした方がいいもの等あればぜひ教えてください!!

今回はここまで!今回も読んでくれてありがとうございます!!

筆者あとがき

自分でまとめていて、改めてチェックポイントの少なさに驚きました笑
これくらいシンプルに見てるからこそ、問題を検出しやすいのかもしれません。細かく見出したらきりがないですからね。

今回は投球フォームでここだけは見ておいた方がよいというポイントをまとめました。実際にこの部分を見ながら投球フォームをチェックしてみてください!

僕のパーソナルトレーニングジムのLEBOに来てくれると、詳しい評価もできますので、興味のある方はぜひ!


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