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資格があるんだって(仮)序章2

これを読む時は主人公を自分に置き換えて見て下さい。

Aは両親に愛された一般的な家庭、金銭的にも何不自由なく、産まれ育った。どちらかというと箱入りに近い。
Bは母親、父親から(本心かわからないが)お前なんて産まなければ良かったと、常々不仲な両親から言われ育った。食事もまともに作ってもらえず、母親からの意地悪、これって今なら、児童虐待になるのではないか?母親にもそうなった理由がある。

AとBのはじまり
二人は大学の先輩と後輩の関係だった。
そのことを知ったのはAが、卒業研究のために一年間通うC大の研究室に行くことが決まり、卒研がスタートして、5ヶ月くらい経った頃だった。Aは卒研のため一人でC大の、D研究室に、一年も通うことに悲惨な思いを持っていた。Aは母校のK大で、全く勉強などせず、三年生まで大学生活を楽しんで過ごしていた。C大は、優秀過ぎて、バカな自分に自身もなく、研究者になるつもりもなく、適当にに就職して早く結婚したい、と言うざっくりな願望だけしかなかった。C大は、頭が良すぎる人達の集まりで、変わった人がほとんどだった。
そんなとき、別の研究室E研に、K大の先輩が二人働いてると聞かされ、E研究室に、会いに行った、これがはじまりだった。

Aは二人の先輩に気軽に声をかけ、先輩も喜んでくれて、逃げだしたいほどのC大での日々に、ほっとできる場所を見つけた。先輩達は、社会人で、企業とC大のE研究室と、共同で研究しているため、C大のE研が勤務地となっていたのだ。AはC大のD研究室でやっていることなど、全く理解ができず、優秀なD研の人に馬鹿にされながら、言われるままに手を動かし、実験を繰り返していた。

つづく

AとBはどうなるのでしょう?

読んで頂きありがとうございます。
今日も明日も素適な一日を🙂

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