見出し画像

エンジニアの組織開発㉗ ビジョン

ミッションが決まったら、次は、ビジョンです。行きたい方向が定まったわけだから、その行きたい方向に進んだ暁には、

「自分は、自分たちは、どうなってたら最高!」

を描きます。ここでのポイントは、最高!!ってところです。今、できなくてもいいから、こうなってたら最高を描きます。ここでポイントは、自分自身や自分たち組織がどうなっていたらいいか?を五感で感じるくらい描くこと。しかも、枠を取っ払って(笑)。例えば、

「ノーベル賞を取っている」

「世界を変えた技術100選に選ばれている」

でも、何でもいいんです。これらを基に、そのとき、

「どんな感じになってたら実現できそう?」

と問いかけると、いろいろな発想が出てくるんですよー。この時がとても楽しいです。自分たちの場合は、心技体の3つの観点も持ち込んでどうなってたら良いかを描きました。組織としては、心技体を以下の3つに定義しました。

 ・心 : 志

 ・技 : 技術

 ・体 : 組織としての人間関係

すると、とても素敵なフレーズが出てきたんです。例えば、技術であれば、

「世界から注目される技術を創出している」

です。このビジョンができると、今後の活動にとても有効です。何故なら、何かの選択をするとき、「世界から注目される技術に繋がるか?」を1つの指標として判断できるからです。ミーティング中などの報告時でも、「この選択は、世界中から注目される技術に繋がるかな?」という質問をすることにもつながるんです。すると、メンバーも一歩踏み出すほうを選択しやすくなります。それが連続することで、組織としての成長がスパイラルアップしていくんですよね。このスパイラルアップは、本当に強い力を持っています。これぞ、組織開発の醍醐味です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?