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ニッポン移民街探訪

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島国日本・単一民族国家…そんな言葉は過ぎ去った昭和の時代とともに“古きになりにけり”。首都圏・関西・東海、そして地方都市…日本各地に続々増えつつある外国籍住民の集住地域に目を向け… もっと読む
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記事一覧

【千葉のブラジル?】八千代市の南米系移民集住地域「村上団地」を見物する

周囲を海に囲まれた島国・日本でも着々と進む社会の多国籍化を淡々と観察し続けている我々取材班。芝園団地やワラビスタンしかり、首都圏においても外国人だらけになった街を何ヶ所も見てきたわけだが、それでもまだ行き逃している場所があった。 今回やってきたのは千葉県八千代市に属する「村上」という地域である。千葉県民でもなければ、よそ者はまず来る事もない場所だろう。地下鉄東西線で西船橋から直結している千葉県の第三セクター路線「東葉高速鉄道」に延々と乗り続けて、終点の東葉勝田台の一つ手前に

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【どすアルヨ】京都市伏見区、中国残留孤児が寄り添う「向島ニュータウン」のチャイナ団地っぷりを見る

京都市の最南端、宇治市との境に広がる巨椋池(二の丸池)の広大な干拓地を開発して生まれた「向島ニュータウン」。1999年にあった「てるくはのる事件」の犯人が住んでいた事が話題になったこともあるが、京都市内でも外れの外れ、最果ての地にある大規模団地の存在は、対外的にはあまり知られているようではない。 約6,000戸、人口約13,500人というマンモス団地のうち、その3分の2を超える4,200戸以上が京都市の市営住宅として運営されている関係上、低所得者層や訳ありな方々が寄り集まり

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【グエンどす】京都・巨椋池干拓地のど真ん中にポツンと鎮座する「UR久御山団地」がベトナミーズ移民街化していた件【人口4割外国人】

1200年の歴史を誇る日本の古都であり文化都市としてのブランドを確固たるものとする街、京都市、その南の外れにある「巨椋池干拓地」はまるで“古都のゴミ溜め”と言わんばかりに工業地帯や産廃ヤード、中古車・リサイクル業者が集積する一大NIMBY地帯になっている。特に八幡市のポンコツ街道なんかはモロ過ぎて説明するまでもないのだが、そこから宇治川を挟んだ向かいの「久世郡久御山町」もなかなか香ばしい地域となっている。 この久御山町、人口は1万5千人近くある一方で工業団地を抱え工場をガン

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【東海移民最前線】名古屋の久屋大通公園で華々しく開かれる日本最大の「中国春節祭」を見てきた

20世紀の世界は資本主義国(西側社会)と社会主義国(東側社会)の冷戦、そして東側社会の崩壊といった出来事があったが、21世紀の世界はそろそろ四半世紀の区切りを迎えようとしている途中、今のところは“自由主義国と権威主義国の争い”がメインテーマになっている。その権威主義国の代表格というと中国、中華人民共和国に他ならない。中国政府は圧倒的な強権政治による統制で世界中のありとあらゆる国家やその社会をコントロールしようとしたたかに動き続けている。 広大な中国大陸の目と鼻の先にある、ア

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【東海移民最前線】金魚と中古車の街「愛知県弥富市」にある、怪しいヤードにしか見えないガチパキスタン飯屋を訪ねる

名古屋市の西側、木曽川・長良川・揖斐川の“木曽三川”が伊勢湾に注ぐ河口付近のデルタ地帯に「愛知県弥富市」という街がある。三重県との県境に接し、隣は日本一リッチな村として知られる海部郡飛島村だとか、ナガシマスパーランドとハマグリで有名で名古屋のベッドタウンになっている桑名市だとか、トマトと廃墟温泉で知られる桑名郡木曽岬町なんかがある。弥富と言えば日本一の金魚の産地、そして最近移転してきた名古屋競馬場、そして中古車屋と解体業者が密集するNIMBY地帯… 東京都江戸川区や奈良県大

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【移民熱視線ADACHI】フィリピーナに次いでガチ中華も増えてきた足立区のDQNタウン「竹ノ塚」の進化ぶりをご覧ください

東京23区の地価・マンション価格が高騰し過ぎていて“サラリーマンの給料じゃとてもマイホームに手が届かない”問題が深刻化している。都心の6区(千代田・中央・港・文京・新宿・渋谷)では中古マンションの販売価格が1億を超えたとか、もはや異常である。 その異常ぶりを視覚的に一発で理解できる「中古マンションの駅別70㎡換算価格」という地図データが公開されている。これによると山手線の内側は確かに1億超えがデフォで、もはや検討の余地もないことがわかるのだが、サラリーマンが無理して背伸びし

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【東京移民街2024】中央線のサブカル極左魔窟・杉並区「阿佐ヶ谷」がいつの間にかネパール人だらけになっていた件

東京23区の中でも「住みたい街ランキング」の上位組に入りがちな、上京カッペ軍団に大人気の中央線沿線、そのうちの「杉並区」も昔から人身事故ばっかり起きているくせにやたらめったら住宅人気も高く、土地代もボロカスに高い。人口は約59万人で、鳥取県よりも少し多い程度だが、その主たる住民はエリート崩れの“団塊左翼老人”というお土地柄で、昔からこうした老人たちが学生運動上がりだった頃から地域エゴ丸出しで都市の発展を妨げてきた。詳しくは“東京ゴミ戦争”でググるとヨロシアルヨ。 最近はとう

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【埼玉移民最前線】パキスタン人が集まって中古車屋をやってる首都圏のゴミ捨て場タウン「八潮市」に爆誕したハラール屋台村に行って参りました

出入国在留管理庁のHPから「国籍・地域別 在留外国人数の推移」のデータを閲覧することができる。これによると2023年6月末時点での外国人人口は322万3858人。我が国日本に住む人間の、およそ38.5人に1人は外国籍という計算になる。上位5位は中国(788,495人)、ベトナム(520,154人)、韓国(411,748人)、フィリピン(309,943人)、ブラジル(210,563人)といった具合だ。 最近急増しているのはインドネシアとミャンマーで、対前年末増減率がプラス23

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【大阪移民街2024】令和六年、大国町のベトナミーズタウンがさらに進化していた件

DEEP案内編集部の記事の読者の皆様、あけましておめでとうございます。新年早々、能登半島地震や羽田空港での旅客機衝突事故と立て続けに悲惨な出来事で幕を開けて、皇居での新年一般参賀すら取りやめとなってしまった、出だしから不吉で波乱含みの2024年ですが、読者の皆様には本年も変わらず当方書き下ろしの記事の数々をお読みの上、街ネタ盛り沢山の充実した日々を過ごして頂けるよう祈念致します。 …というわけで新年一発目のネタはまず大阪からなんですが、今の時期は「今宮戎神社」で開催される新

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【令和最新版】西成が中国に買われる日…西成区太子・山王の中華カラオケ居酒屋密集地帯「飛田本通商店街」を歩く(2023年版)

“日本で一番治安の悪い街”だの“暴力団の巣”だの“ヤク中ばっかり”だの、常々ろくでもない評判しか聞こえない大阪市西成区のドヤ街・通称「釜ヶ崎」であるが、時代は令和に代わり、そのような評判も過去のものとなりつつあるようだ。 既にコロナ前のインバウンド景気が始まった頃からドヤ街が外国人観光客などのバックパッカーの寝床と化していて、観光客が空気も読まずにヤバイ地域にズカズカ入っていったり、また暴対法の強化で数多く存在していた暴力団事務所が差し押さえられるなどして、ヤクザが街にいら

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【ベトナム×西成】ドヤ街釜ヶ崎のお隣「花園町」がいつの間にかガチ過ぎるベトナミーズタウンになっていた件

日本社会は着実に移民による多国籍化が進んでいる。2023年6月時点で在日ベトナム人の人口は約52万人に達し、国籍別では中国の約79万人に次いで多い。こうした移民がどんな場所を選んで暮らしているかというと、大抵は外国人でも受け入れられやすい、働き口の見つかりやすい下町だとか、郊外の工業集積地になる。 大阪市西成区は日本最大のドヤ街「釜ヶ崎」がもっぱら知られるが、本来は明治時代から紡績工場やはたまた皮革産業に始まり、他にも様々な業種の、中小零細の町工場が密集する庶民の街として発

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【ハマの暗黒街】殺傷事件発生!移民街化するイセザキモール周辺・リトルタイランド「横浜市中区若葉町」はこんな街【隣は黄金町】

時代が令和を迎え急速に進化しつつある首都圏の移民街事情に15年前から首を突っ込んでいるのが我々東京DEEP案内取材班である。どうも最近はクルド人周りで騒がしくなっている蕨だとか川口だとか埼玉方面にばかり目が向いてしまっているが、その次にヤベーなオイと思う場所こそが横浜市の中心部なわけですよ。 かつては横浜を代表する目抜き通りで、90年代後半にフォークデュオのゆずが頻繁に路上ライブをやっていたことでも有名な横浜市中区伊勢佐木町「イセザキモール」(伊勢佐木町商店街)とその周辺も

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【平和ボケ日本】建国百周年の親日国トルコとの友好関係に水を差す、埼玉県南部の「クルド人問題」を優しく説明するよ

さて皆様、「トルコ」という国名を聞いて何を思い浮かべるだろうか。アキバの電気街とかにあるケバブの屋台だろうか、それともモーツァルトの“トルコ行進曲”のメロディであろうか、はたまた昭和の時代のネオン街にあった、特殊なお風呂屋さんを思い浮かべるのだろうか、いずれにしても“近からず・遠からず”な間柄で、大方の日本人にとっては自ら首を突っ込みに行かない限りは詳しく知ろうともしない国のようにも思える。 そんなトルコ共和国だが今年2023年10月29日で「建国百周年」という記念すべき日

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【大阪移民街】淀川区にも急増中!いつの間にかベトナム国旗があちこちに掲げられるようになった「十三」のアーケード商店街を見物する

同じ大阪市内でも淀川を挟んだ北側に位置する、西淀川区・淀川区・東淀川区の三区。工業地帯が多く形成されている事もあって、どちらかというと都心に隣接するサラリーマンのベッドタウンというよりは、工場労働者が職住近接で生活をしている場所といったイメージが強い。近年は人口減少社会ともあってキッツイ3K労働に就くのは大抵外国人と決まっている。西淀川区なんかは巨大なモスクも出来て“ニシヨドスタン”などと呼ばれてますけど… それで今回紹介するのは、またまた淀川区の「十三」である。下品な歓楽

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