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読書の話

今朝(10/23)の推しのラジオで読書の秋がちょっと話題になっていたので、本の思い出を少し。

私の本の好みはノンフィクション。
中学、高校の頃はフィクションが好きで新井素子や赤川次郎あたりをものすごい読んでいたけれど、今は全く読んでいない。
専門学校に入って、一人暮らしを始めた頃から事件、事故、航空、宇宙etc.と自分の興味ある本を見つけるたびに買っては読み…蔵書がめちゃめちゃ増えた。

当時の母(現在入院中)に言わすと
「女のくせにそんな本を読むのはおかしい、女なら恋愛小説とか読むべきだし、好きなはず。男みたいな本を読むアンタはおかしい。」
いやいや、なんだ、その変なジェンダーバイアス。私は私の好きなものを読むよ。性別で読む本の分野を限られるとか、その方がおかしいわ。

まぁ、それは一旦、置いといて。
推しのラジオ番組きっかけで、一冊の本を引っ張り出してきた。

宝物の一冊
英語の先生らしく“To Yuki”と筆記体で書いてくださった


この本は父の転勤先の道東の小さな町から、任期満了に伴う異動で地元に戻ることになった時、当時、中学校の担任だった先生が私にくれた本。元から大量に本を読む先生がご自身の蔵書の中から私のために選んでくれた貴重な一冊。当時はかなり読んでいたけど、気づけば本棚の奥でしばらく眠っていた。

元夫の「お前の本は多すぎる、捨てろ」とモラハラ砲を浴びて、今となってはもう手に入らない大量の本を泣く泣く手放したときにも何とか守りきった大事な宝物の一冊。でも、しばらく読んでいなかったので、内容はほぼ忘れてしまった…。

何でも難しく考え込んで悩んで落ち込み、時にありがちな希死念慮にとらわれる私に対して、悩みすぎることはない、生きることは悪いことではない、と私に本を通して伝えてくれたことは忘れていない。

最近、私一人のキャパでは抱えきれないほどあれこれ起きていて、かなり精神的に摩耗しているから、この本を読んでみることにしよう。
先生、ありがとう。

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