クリエイティブコーディングで使える様々な曲線の数式
この世には様々な曲線があり、それらを表す数式も沢山発見されています。
ジェネラティブアート、クリエイティブコーディングで使えるこれらの数式を紹介しているサイトを紹介します。
プログラミングですぐに使える媒介変数表示
こちらではサイクロイド曲線やインボリュート曲線などの曲線と数式が紹介されています。
それぞれの数式が媒介変数表示で、 x, y をそれぞれ求める形式で記載されており、ジェネレーティブアートのプログラミングに直ぐに使えて便利です。
媒介変数表示じゃない場合
こちらにはデカルトの葉線やバラ曲線など、ちょっと変わった曲線とその数式が簡単なエピソードと共に紹介されています。
こちらは x と y の関係式となっていて、そのまま直ぐにプログラミングに使える形になっていませんね。
例えば
y = x * x;
という式であれば、 x = t とすることで、
x = t;
y = t * t;
として媒介変数表示にすることができます。
同じ考え方で、同ページで紹介されているネイルの放物線であれば
x = t;
y = pow(a * t * t, 1.0/3.0);
とできます。
この数式を使って Processing で描画してみたのがこれ。
// クリエイティブコーディングで使える様々な曲線の数式
// ネイルの放物線
// @author @deconbatch
// @version 0.1
// Processing 3.2.1
// 2018.07.21
// パブリック・ドメイン
/* -------------------- */
void setup() {
size(640, 640);
colorMode(HSB, 360, 100, 100, 100);
smooth();
noLoop();
noFill();
strokeWeight(0.5);
}
void draw() {
int rotationCnt = 4;
background(0, 0, 90, 100);
translate(width / 2.0, height / 2.0 - 30.0);
rotate(PI * 0.875);
for (int rotation = 0; rotation < rotationCnt; ++rotation) {
rotate(PI * rotation / (rotationCnt * 1.0));
stroke(0.0 + (rotation % 2) * 40.0, 50.0, 60.0, 100.0);
pushMatrix();
for (float paramA = 15.0; paramA < 50.0; paramA += 5.0) {
beginShape();
for (float pointX = -width / 2.0; pointX < width / 2.0; pointX += 5.0) {
vertex(
pointX,
pow(paramA * pow(pointX, 2.0), 1.0/3.0)
);
}
endShape();
}
popMatrix();
}
saveFrame("frames/neile01.png");
}
しかし、デカルトの葉線を媒介変数表示に変えるとなると、どうしたらよいのやら…
どなたか媒介変数表示への汎用的な方法をご存知でしたら、ぜひ教えてください。
極座標
円運動の描画時によく使う、角度と半径を x, y に変換する方法から、円、楕円、放物線、双曲線を表すことができる方程式など。
一つの式で円、楕円、放物線、双曲線を表すことができるという話は、雑誌 Newton 2018/8号 の数学特集「美しき曲線の世界」にも掲載されていました。
より。
さあ、あなたも、これらの数式を駆使して、レッツ面白クリエイティブコーディング!
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