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毎日クリエイティブ・コーディングを続けるとはどういうことか

2020/02/01 に行われた Processing Community Day Tokyo 2020 にて「日常的にコードを書いて表現する」という毎日継続することをテーマにしたトークセッションが行われました。同じくお悩み相談室では「忙しい中でも続けていくにはどうしたらいい?」というお悩みが挙げられていました。

それに先立つ 2020/01/12 から、私は PCD2020 の応援のつもりで開催当日まで毎日 1作品を Twitter にアップし続けました。

最初は毎日やる予定ではなかったのですが、結果として 3週間毎日 1作品づつツイートすることになりました。

なぜ私は作品ツイートを毎日継続できたのか、毎日クリエイティブ・コーディングを続けるとはどういうことか、これを機会に自分なりに少し振り返ってみたいと思います。

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私は毎日続けているか?

私はほぼ毎日クリエイティブ・コーディングをして何かしら作っています。

これは毎日やろう!と決めてやっているのではなく、『こんなのもやってみたい、ああやったらどうなるだろう』と楽しくて止まらず毎日やっているだけのことです。

PCD2020 に向けたツイートも毎日 1作品づつツイートしていましたが、毎日 1作品づつ作っていたわけではなく、調子のいい日には 3個作ったり、気が乗らない日には一つも作らなかったりでした。

つまり私は「毎日やろう」と決めてやってるわけではなくて、結果としてそうなってるだけで毎日継続しているとは言えません。

ただ、PCD2020 のツイートについては、最初の 2、3日続けていたらなんだかもっと続けてみたい気持ちになったんです。
この気持ちは何なのでしょう?この気持ちに毎日続けることの何かが隠れている気がします。

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そもそも毎日続けるべきなのか?

毎日クリエイティブ・コーディングを続ける目的って何なのでしょう?(なんだか挑戦的な物言いですが、そんなつもりはありません😅)

作品作りがうまくなるためとか、プログラミングの勉強のためとかでしょうか。何かの「上達」のためであれば、毎日続けることは効果的な良い方法だと思います。
人の記憶は寝ることで定着するという話もありますし、やっては寝、やっては寝を毎日繰り返すことは上達の早道になるかもしれません。

具体的な目的があるのなら、それを日々しっかりと意識しながら行うとさらに効果が増すでしょう。プログラミングの勉強なら作品づくりは手段、題材であって、目的はあくまでもプログラミングの勉強だというのを常に意識していると視点もやり方も変わってくると思います。

私の場合毎日楽しく作品作りをしていますが、そういう目的意識が薄いのでプログラミングの勉強にも作品作りの技術向上にもほとんどなっていないなと、これを書きながら今気づきました。🤣

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目的がないと毎日続けることに意味は無いのか?

何かの上達を目的とした場合、毎日続けることは理にかなった行動。ぜひ続けた方がいいですね。
でもそういう目的を持っていない場合はどうなのでしょう? 毎日続けることに意味は無いんでしょうか?

例えばこんな Tweet があります。

『いくら好きなことでも長く離れるとそれを楽しむ力が弱まってしまう』 なるほど、身に覚えがあります。

クリエイティブ・コーディングやプログラミング、作品作りなどは続けていないと感覚が鈍る。感覚が鈍った状態でもう一度始めようとしても調子が出なくて楽しくない。一度感覚が鈍ると続けるのが難しくなるというのはある気がします。

好きなものを好きなままでいられるように、好きなものをいつまでも楽しむために毎日続ける。そういう考え方もあるかと思います。

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続けるにはどうすればいいか?

とはいえ、PCD2020 のお悩み相談室の題材にもなるぐらいで、毎日続けることってなかなか難しい…
調子の出ないときも、疲れて眠たいときもある。毎日続けるということが重荷に感じられるようなことも。

そんな風に感じることが多い場合、気持ちの問題じゃなくて負荷が高すぎるとか時間が足りないなど具体的な問題を抱えてるのかもしれません。
もしそうなら、例えば「毎日やる」じゃなくて「3日に一回はやる」とか負荷を下げてみたらどうでしょう?

私は健康維持のため「週に 3日は歩く」ということを自分に課しています。
どうしても雨の日や体調がイマイチの日は出てくるんですが、週の中でどこでも 3日自由に選べるのでクリアするのはさほど難しいことではありません。
これはかなり上手くいっていて、3日で終わらず結局毎日歩くという週も多いです。


✔️外圧を受ける

外圧というのは他人の目やプレッシャーなどです。
「プレッシャー」という言葉にはマイナスのイメージがあるかもしれませんが、程よいプレッシャーは何かを行う際の強力な後押しになります。

例えば、一緒にやる仲間がいれば「この人もやってるから」とか「この人が見てるから」というプレッシャーがよい刺激になるでしょう。
Twitter 上で活動している人を勝手に仮想仲間、あるいは仮想ライバル視してもいいです。

Twitter と言えば、「その日作ったものを SNS 上で公開する」というのもいいと思います。
公開することで世界中から見られる「可能性」があり、この「可能性」が程よいプレッシャーになるわけです。

「いいね」が付くか?なんて考え出すとプレッシャーが大きくなるし、毎日続ける目的が違うものになってくるので、「見られてるかも!キャッ!😆」ぐらいにしておいた方がいいでしょう。

自分で作ったものは誰かに見せたくなるものです。実生活で他人に作品を見せるのはかなり能動的なアクションだし実行のハードルは高いですが、その点 Twitter での公開は気楽に実行できていいです。


✔️とにかくやる

「今日はちょっと疲れてるかな…」「アイディア出ないしな…」「ちょっとテレビ見てから…」などと考えるのを(感じるのを?)止めて、心を無にしてとにかく手を付ける。
これは強力!ウソみたいに効きます。

やってるうちにやる気が出てくることはよくあることです。やる気が出てからやろうと思ってるとうまくいきません。やることでやる気は出てくると思ったほうがいいです。

そんな風に無理にでも最初の2、3日を続けられたら、自然とさらに続けたくなってきます。


✔️精神面だけじゃなくて物理面も大事

よいキーボード、よいモニター、よい机と椅子、そんな環境も毎日続けられる要因として大きいと思います。

私の場合は気持ち良く打てるキーボードがとても大切です。キーボードを触りたいがために毎日コードを書いたりこうやって文章を書いてるところが少なからずあります。

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まとめ

今回「毎日続けること」について考えてみて、毎日なんとなくクリエイティブ・コーディングをやってる自分のことも見直してみようと思いました。
見直した結果、今と同じように「好きなときに好きなだけやる」となるかもしれませんが、考えた結果そうなるのならそれもありでしょう。

私はクリエイティブ・コーディングが好きです。
好きなことがあるのは素晴らしいことだと思います。その好きなことを楽しく毎日続けられたらとても幸せなことですね。
しかも、毎日続けることでその好きなことを楽しむ力をずっと維持できる!

つまり、好きなことを毎日続けることで素晴らしい幸せな毎日を送ることができるので好きなことを毎日続けることができて素晴らしい幸せな毎日を送ることができるので好きなことを毎日続けることができ…… ♾




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