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【滋賀県高島市】新旭でよかった…この地だからの味とクオリティ『COFFEE WORKS PLUS』の絶品コーヒー

滋賀県高島市新旭町。
琵琶湖に近い湖西地域で、田園地帯が広がるのどかな場所。

新旭といえば「かばた」が有名な針江地区はじめ、比良山系から流れる水とともに生活をされているのは有名な話。
実に琵琶湖の6割の水を担えるぐらいの、豊かな水量があるのだそう。

そして極めてミネラル分が低い軟水で、なめらかで柔らかい水を生活用水として利用、そこら辺でもおいしい湧き水が出るという都会では考えられない夢のような地域です。

高島バイパスの西側地区にある『COFFEE WORKS PLUS』は、男前でかっこいいロースター。
鮎の加工会社のそばにあるのですが、道路から奥まっていて。知らなければ通り過ぎてしまうぐらいさりげなく存在。
そして周りはお店などなく、わざわざここをめがけないと行けない場所に位置します。

神戸元町で『Espresso bar PLUS』として5年弱営業され
2014年『COFFEE WORKS PLUS』という屋号で、高島初の自家焙煎店としてスタート。

元町ではいろいろなメディアで紹介され人気店として繁盛していましたが、奥様の実家がこちらだったこともあり移転を決めたそうです。

開業当初は何日もお客がこない日があったそうですが、それでも大きな広告は出さず口コミメインで広げてこられたそう。
SNS全盛の時代ですから、いいものがわかる消費者に目に止まり、地元の人だけでなく県外のコーヒー好きも訪れる知られた名店として、いつしか認められるようになりました。

日本で一台しかないという、イスラエルの遠赤外線で焙煎
ナポリで造られる、伝統的なレバーがついたエスプレッソマシンを使うなど
並々ならぬこだわりをお持ちの、店主・山根 将さん。

一見寡黙そうですが、話しかけると気さくにやりとりしてくださいます。
もちろん質問などにも丁寧に応えてくださって、物腰柔らかで優しい方。

店内では、焙煎したての新鮮な豆を使ったドリップコーヒーや、カフェラテ、カプチーノ、アフォガードやプリン、アルコールも用意されています。

新旭の上質な水とこだわりの自家焙煎の豆、山根さんのテクニックでもって淹れられるコーヒーは文句なしにおいしい

ドリップは時間をかけずさらっと淹れられますが、嫌な雑味がなくブラックでさっぱりいただけるほど。
だけど深煎りならではの底に沈む奥深い味もきちんと表現されていて、素晴らしいのひとことに尽きます。

そんな店主さんですが、大切にされている事は、お こんにちはと挨拶し、お客が挨拶しかえすかどうか。

人間として当たり前の事ですが、案外挨拶できない人が多いのだそう。

特に元町で営業されていた頃は、店主さんが挨拶をしても無視だったり、注文し写真だけ撮り飲まずに帰る客や、占いをしに来たとかいう、人間性を疑いたくなる客もいたそうです。

極端な例ですが、挨拶できない客はそのまま帰すぐらいの強硬な態度を取られていたそうですが、そうするとネットでろくでもない事を、言いたい放題書き込みされたそうです。

挨拶ぐらいきちんと、という自分のやり方が間違っているのか…そう不安をかかえる事もあったそうですが、新旭へ来てからはそんな事はなく、そういう意味ではストレスフリーなんだそうです。

単純に街と田舎を比較できるわけではありませんし、新旭を田舎といっては失礼なのですが、田舎の人は最低限挨拶はできるし、コーヒーの詳しい事はわからなくても、焙煎具合が変われば「味が変わったね」ときちんち違いがわかる人が多いというのが、店主さんの実感だそう。

街のようにいろいろなものはないけれど、おいしい水に新鮮な野菜を食べ育ってきて、体にいいもの、おいしいものへの感覚が研ぎ澄まされているのでは
ないだろうか。
ある意味小さい頃から英才教育受けて育ってるんですよね、そりゃちょっとした違いもわかりますよね…
これは店主さんの見解ですが、なるほどそれはそうかもしれません。

ローカルメディアが盛んと言われて久しいですが、田舎だから不利という事は全然なくて、自分によりよい環境を求め田舎に移住し、ビジネスをはじめる若者が増えていてそこから新しいもの、おしゃれなものが増え、それをめがけて人が集まる…

言葉にするほどそう簡単には行きませんが、想いがあってぶれなければ、何か形になって叶うのではないでしょうか。

「やる気があって諦めなければ、案外どうにかなる」
店主さんがおっしゃった言葉ですが、実際に行動に起こし軌道に乗っておられるのですから、人生まだまだ捨てたもんじゃない。
年齢関係なくやる気を持つのが大事だと、いきいきと話をされる店主さんの姿から教えられた気がしました。

新旭の豊かな水や土壌。そして店主さんのこだわりやテクニックに、愛や熱い想いやポリシー。
きっとどれが欠けても、今のCOFFEE WORKS PLUSの味は生まれなかったでしょう。

新旭だからこその味わいを、心ゆくまで堪能してほしいと思います。

Address:滋賀県高島市新旭町藁園新旭町藁園 1327-3
TEL:0740-20-6576
営業時間:10:00~19:00
Facebook:https://www.facebook.com/coffeeworksplus/
Instagram:https://www.instagram.com/coffeeworksplus/



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