ケチるにもポリシーがいる

経費とか投資をするとき、それが売上アップや経費削減に直接つながる場合は考えるのはすごく簡単。

一方で費用対効果の効果面を定量化しにくいものは悩む。安全面、衛生面の対策、作業効率の向上、職場環境の改善、福利厚生や備品の充足など。それをどこまでの範囲で、どういう優先度でやりますか?という話。

うちだと例えば事務所や工場の改装・補修工事とか、作業服・靴の支給とか、作業の補助治具開発とか、RPA・クラウドツール導入とか。

やった方が良いに決まってる。ハッピーになる人がいるのもわかってるんだよね。

だけどキャッシュがある範囲でしか、やりたいこと・やるべきことはできない。これは動かしようのない現実。キャッシュは現実。

そしてキャッシュを短期的に目に見える形で増やすのは効果が定量化できる領域の投資。

ここの引力はすごく強い。とんでもなく強い。

だから効果を定量化しにくい案件のやるやらないはポリシーがいる。じゃないと基本全部が後回しになって無限にやることリストに溜まっていく。

そしてこういう事項ほど不満の温床になりやすい。「経営者vs俺たち」みたいな構図が生まれやすい。

上手くいっている会社は、ここのメリハリがしっかりしている。これはやるけどこれはやらない。やったことに対してハッピーになる人が集まる会社にしたい。
そういうポリシーとか戦略があるんだと思う。

そういうことばかりの日々だから、ポリシーがないと心が疲れる。八方美人になってムダ金を使ってしまうことになる。

ケチにもポリシーがいる。

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