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DeathTech関連セミナーコンテンツがオーストラリアから配信

オーストラリアのメルボルン大学には、DeathTech Research Teamなる研究室があります。

DeathTechを研究しているのは、世界広しといえどもここだけではないでしょうか。
さて、当研究所の主な活動内容は研究所のサイトによると、主に次の2つのようです。

  1. 遺体処置方法についての研究

  2. 将来の墓地のあり方に関する研究

DeathTech Research Teamが、DeathTechに関するセミナー動画をThe Greater Metropolitan Cemeteries Trustにてセミナー動画5本を公開しています。
セミナーは2021年3月から11月にかけて行われたものです。
5本を下記の通り紹介します。
あくまでも個人的な印象ですが、Seminar4とSeminar5はDeathTechを広く理解するにはおすすめです。

Seminar 1: High-tech death in East Asia and beyond

東アジアでの葬儀事業について触れています。

Seminar 2: Alkaline hydrolysis – an alternative to burial and cremation

今までとは異なる埋葬方法として注目されるアルカリ性加水分解について触れています。
Death Techの未来を1年前にForbesが紹介していて良記事なのでご紹介」にて取り上げた、Aquamation Internationalがアルカリ性加水分解を行っています。

Seminar 3: Public life amongst the dead

都市の中での墓地のあり方・共存について触れています。

Seminar 4: Cemetery technology around the world

墓地techと言うべきでしょうか、墓地にまつわるテックについて触れています。
古くは1800年代のものからPokemonGOと墓地の関係なども。

Seminar 5: The Future Cemetery

将来のお墓に関する座談会。

まとめ

確認した限りでは、日本では大学(医学部を除く)などで「死」について研究している動きは見られません。
「死」をタブーとしている向きが強いからなのかは理由は不明ですが、本件で取り上げたメルボルン大学や『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版』が日本でも多く読まれたイェール大学など、海外では「死」にまつわる研究は比較的行われています。

誰にでも訪れる「死」だからこそ、「死」から目を背けず、日本社会も「死」ともう少し向き合って良いかもしれませんね。

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