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2020年の目標の立て方を考える

先日2019年の振り返りをしたので、いよいよ2020年の抱負はどうしようかと考えていたのだけれどなかなか思いつかない…

そこで今日は「2020年目標の立て方」を考えてみたい。

まず思い浮かぶのが、SMARTという目標設定のフレームワーク(というより標語に近い?)。ビジネス書などで見たことがある人も多いだろうか。

Specific 具体的に
Measurable 測定可能な
Achievable 達成可能な
Related 経営目標に関連した
Time-bounded 時間制約のある

これは個人に当てはめてみてもそれなりにしっかりとした目標を立てることが出来そうではないだろうか。

ただ、これだとあまりに合理的で味気なく、なんだかつまらないそうだったので個人的には見送ることとした。

次にSMARTの対極といえばこれである。

Dreaming 夢見るような
Exciting エキサイティングな
Big enough 十分にデカくて
Unbelievable 信じられない

コレに従えばだいぶ暑苦しい目標が出来そうだ。(*実在しません)

ただ、この方法は私を含めてもうONE PIECEを探すのには疲れてしまった方には少々ヘビーすぎるかもしれない。

一度これに沿って目標を立ててしまったら来年以降振り返れなくなってしまう恐れがある。

そこで、SMARTほど冷た過ぎずにDEBUほど暑苦し過ぎない、そんな程よい目標の立て方は無いものだろうかと思い、考えてついたのがこちらだ。

 面白そう
か 金がかからない
 習慣にできそう

…なんだか避難訓練の合言葉みたいになってしまったけれど、なぜ「おかし」なのか個人的な経験を交えながら説明したい。

1.(お)面白そうであること
一年の抱負はあくまで個人的な目標であることから、まずもってその目標の達成とそのプロセスに個人的な興味がそそられるかを判断基準の第一に置きたい。

仮にその目標を達成することが出来なくても、その過程が楽しめるものであることが望ましい。そうであれば達成できなくてもがっかりすることはない。

2.(か)金がかからない
これは、お金をかけて出来ることは思い立ったときに出来るからだ。例えば「○○が欲しい・食べたい」とか「○○に行きたい」といったことは、思い立った時にやれば良い(あなたのお金が許す限りで)。だから、敢えて一年のはじめに目標として挙げる必要性は高くない。

金がかからないことを目標にするというのは、お金をかけて手に入らないものを掴もうとするということでもある。

それはあなたの時間と注意力を要求するものだ。

あなたがせっかく立てた目標達成の道に立ちはだかる誘惑は多い。数多のテレビ番組に漫画、YoutubeにTwitterやnote、その他SNSである。そうした魅惑的なコンテンツの誘惑に打ち勝ってあなたの自分時間と注意力を注ぎたいものを目標にしようではないか。

実際、多くの人にとって目標の実現を妨げているものはお金ではない。英語(TOEIC)やプログラミング学習などを目標に挙げる人もいるかと思うが、いまやYoutubeやアプリ等に無償で利用できる教材自体は巷に溢れている。

目標達成を妨げている要因はお金の不足ではなく、その達成に充てている時間や集中力の不足の方だ。どんなに教材にお金をかけても勉強時間が足りなければ意味がない。

3.(し)習慣にできそう
誰もが手のひらに無限の誘惑が詰ったデバイスを収める今日において遠大な目標を立ててそれに向かって日々努力を重ねるというのは至難の業だ。あなたの貴重な時間と注意力を継続的に何かに充てるためには、習慣の力に頼るのが近道だ。

どんなに高く立派な目標であっても、一日の行動のレベルまで落としこんでみよう。私たちは自らをベルが鳴ったらヨダレを垂れ流すパブロフに教育するのだ。

具体的には、朝起きてスマホを触ったら、すぐに英語のアプリを起動する、とか、歯磨き中にスクワットをする、電車の席に座ったら本を開くなど何でもよいだろう。

私の場合、毎朝通勤電車でDuolingoというアプリ(無料版)をに1課を消化するという習慣を継続しており、試験勉強はほぼこれだけでドイツ語検定4級(19年6月)、3級(19年12月)に合格することが出来た。

*画面上は1920日継続となっているが、ドイツ語の学習を開始したのは約1.5年(2018年8月~2020年1月現在)。

学習始めたばかりの頃はついTwitterをいじったりnoteをみたりしていたが、最近は無意識に「SNSはDuolingoをしてからよ!」と脳内の声が聞こえてくるようになった。

こうした小さな習慣は一日あたりは5分にも満たない行動だけれど、1年後にはそれなりに変化となっている

「一歩一歩は小さいけれど振り向いたら結構遠くまで来ていたんだな・・・」という、小さな自己満足にも浸れりたい人にもおススメしたい。

ということで、2020年は「おかし」な目標を立ててみてはいかがだろうか。

noteで一年の抱負を挙げている方たちを見て、自分もこれから目標を立てようという人がいましたら一緒に考えましょう笑

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