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傷ついちゃいなよ

私はすごーい怖がりで

けど私を見て、どこの誰も『怖がり』とはまず思わないと思う。

察する人は、たぶん『頑張ってる感』は感じると思われる。

何を頑張ってるかというと、傷つかないように頑張っている。

傷つくのが怖い!と私はおもっている。

自分が傷つくのが嫌で嫌で

自分大事~!


それが自己防衛として

愛想が非常に良かったり
つい笑顔になったり
優しかったり
気付きを隠したり
おおらかだったり
物怖じしないようにと


自分が傷つかないように世渡り上手になった。

先手必勝
堂々とする。
傷つく事から遠くにいく。


ほら見て!敵意はございません!マウントとりません!騙しません!意地悪しません!

私を傷つけようとしても無駄よ!
飄々としてるのよ!
独特の価値観よ!
だから、どうか私に攻撃しないでね!


傷つくのだけは勘弁してほしい。
キライキライコワイコワイ。

他の人を傷つけることにも、ヒジョーに怖がる。

人を傷つけたかと思うと、足元がグラグラに揺らぐ。

しまった~
どうしよう~
責任をとらなければ~

ドーンと重石がのしかかる。

こわいこわい。
傷つきやすいひとはこわい。
繊細で弱くて人のせいにしたがる人が苦手だ。

ひとさまの
しゃくにさわらないよう
イヤミにならないよう
ムカつかれないよう
さらっと言う。
サラリと言いにくいことをズバリ言ったほうが、許される。
吉田さんしかそんなこと言えないわ

なんて、ちょっと許される立場を作る。

案外ズバズバ言うほうが、ねちっこい事に巻き込まれないのだ。


誠実だけは揺るがずに

抜けてても許されるように、怖い怖いから怒られないように、全身全霊で誠実にする。

それっくらい、怖がりだ。
私の原動力は、恐怖なのだ。
恐怖回避のエネルギーで生きているのだ。

それが、なんと
わかったことがある。

どどーん

なんと

生きるとは、傷つく事らしい。
愛とは、傷つけ傷つくことなんだそうだ。

私はその言葉を見たとたん、ガツンと刺さって、本を閉じた。

なんだ…
そうだったのか…
なっとく…
なるほど

そうだったのかあ~!と床をこぶしでドンドン叩く勢いで、開眼した。

傷ついたらダメだと自分にとって『善くないこと』という観念が強かった。

人を傷つけてはダメだと、そう思い込み過ぎていた。

傷ついていいんだ…

それが生きることだったのか、愛とは傷つく事、そして傷つける事だったのか!

5年前にも、『幸せにならなくていい』という言葉を見て、ガツーン!と衝撃を受けて泣けるほどだった。

泣き笑いというか
まじで?
一生懸命一生懸命、自分を幸せにしないといけないと頑張っては行き詰まっていたけれど

えー幸せにしなくていいの?自分を?ホントに?そんなんアリ?

なんだよー
知らなかったよー
あー、人生めっちゃ大変だったよー
幸せにしなくちゃって頑張ってたよー

幸せにしなくていーんかよー!

って
床をドンドン叩きたかった。(外だった)

それの第二弾。

なんだ、自分って傷つけたらいいんだ
私のことを
傷つけちゃっても私、良かったんだー

もうそれだったら、いやもうどんどん傷つけちゃうよ?
怖いもんないやん。
傷つけて、いーんかーい!

そんな気付きだった。

無意識に、責任感強すぎた。
自分のことを守りすぎていた。
私を傷つけずに幸せに守らないといけないと思っていた。
がんじがらめに
勝手に抑制してた。

なんだよ。
傷つけていいなら、なんか気が楽になったよ。

どーぞ傷ついちゃってよ。
しにゃあしないよ。



私が傷つくのを恐れなくなったとき、私がまた誰かを傷つけることができる。

それもアリだったんだ。



自分が傷つき、落ちる。

人を傷つけ、落とす。

それこそが、進化する生き方で成長を促す愛だったなんて。

私の足りないものを見つけた。
その勇気だった。

信用してなかったんだ。
自分を、ひとを。

作用反作用で、落ちて、上がる。上がりながらまた落ちる。

螺旋状に繰り返し繰り返し反復しながら先へと進む。進化をたどる。

傷つくのを恐れているのは、そこで足踏みしてるということ。
そっちでしたか。すすむ道は。
ああ、なっとく。


落ちなければ上がりもしない。

自分も使って、人も同じく
人の力をかりて(傷つけてもらって)自分も同じく

引き合いながら、螺旋を上がっていくんだ。

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