「攻撃は最大の防御」

(2017.03.24 AmebaOwndから移行記事)

自分が部活で柔道をしていたときに、先生に言われ続けたことです。
私の柔道は攻めよりも守りが強いのが欠点でした。
柔道は守りがいくら強くても相手に技をかけて、ポイントをとらないと勝てません。
逆に守ってばかりだと戦う気がないと判断され、ポイントをとられてしまいます。
柔道が本当に強い人の試合を見ていると、守り続けて隙を見て技をかけるという人はあまり見ません。
技を間髪いれずにかけ、攻撃、攻撃、攻撃、そこでできた相手の隙にまた攻撃して勝つ。そういう人が多いように感じます。

「攻撃は最大の防御」


この言葉を作った将軍は武田信玄だそうです。
ググっただけなので表面的にしかわかりませんが、孫子の兵法を学んだ武田信玄がこの言葉を言ったと伝えられています。
戦国時代、それより前の紀元前500年の人も同じことを考えていたんですね。

孫子⬇︎

現代に戻って、最近の私の出来事です。
私がやっている塾のバイト内容の中に電話対応があります。
最初のうちは電話が鳴ると怖くて、わからなかったらすぐに職員さんにつなぐ、という形をとっていました。本当のことを言うと、最初というよりはかなり最近までですが笑
そのときに職員さんに言われたことが「相手の本当のニーズはなんなのか考えてみて」ということでした。
私は相手の話をただ聞いて分からなかったら思考を停止して誰かに助けを求めていました。


しかし、その言葉を受けて相手の真意をみるように意識し始めました。


「○○が都合がつかなくなったのでキャンセルしてください」

例えばこんな要件の電話がきたら、いままでは

「承りました」

でした。


任務を遂行しようと相手の言うことだけを聞いていました。
しかしこれでは結果として来校してくれるチャンスを潰してしまったことに他なりません。


相手のニーズを考え、

「それではこちらの日程ではどうでしょう?」

と代替案を出す。


そうすることでキャンセルだったものが来校してくれるチャンスになる。
ひとつひとつは小さなことかもしれないです。
ですが、防戦一方の電話対応に比べて相手のことを考え、お客様がなにを欲しているのか、それを見つけて差し出す「攻め」は不利を有利に変えることができます。


消極的で防戦一方の姿勢からは現状維持はおろか、退化さえしかねません。
しかし積極的な攻めの姿勢はピンチをチャンスに変えることができます。


守ってばかりの姿勢の方が考えることが少なくて非常に楽ですが、表面的に守っているように見えても、本当に守りたいものを結果的に守ることができなかった。
なんていう事態になるかもしれません。
どんなことに対しても積極的に「攻め」の姿勢で挑んでいこうと思います。

それでは。

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