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君をとりまく人々

甥っ子が生まれ、大きくなったら話したい家族エピソードを記録しておきたい、と思ったのが
noteを始めるきっかけなので、このタイトルで彼が会うことの出来なかった親類について記録しておきたい。

先ずは私の父方の祖母について。

祖母は天然である。

自宅の前の通りで「この道、知ってる気がする」と言う位の方向音痴で、自転車に乗れない程の運動音痴。

祖父とはお見合いで一緒になったのだが、祖父は170cm位、祖母は150cmあるかないか…

「なんだか顔は雲の上のようで、良く分からなかったわ」
と、当時を振り返っている。

それでも結婚するのだから、昔の人々はスゴい。

彼女にとっては埼玉も東京も「都会」のカテゴリーで、そこは未知の近代都市。何があっても不思議はない、と思い込んでいた。


粉末のクリームソーダを見つけた時に、

「粉に水を入れて混ぜるだけでクリームとサクランボまで出てくるなんて! さすが都会!」

とクリームとサクランボが現れるも信じ、永遠とクリームソーダの素をかき混ぜていた事も。

こんな人の為に
「写真はイメージです」
という注意書きが生まれたのであろう。