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「仮面ライダーが好き」って言える世界になってよかった

日曜日といえばニチアサです。

おそらく7割くらいの子供がスーパー戦隊シリーズ・仮面ライダー・プリキュアを観て日曜日の朝を過ごしていることでしょう。

私は父の影響で仮面ライダーにどハマりしてしまいました。

初めてフルで観た仮面ライダーはまさかの『仮面ライダーディケイド』。入るにはちょっと特殊なルートです。なぜかというとディケイドは「歴代ライダーの時間軸の冒険をする話」なので、まあ言ってしまえば「平成前期仮面ライダーアーカイブス」なのです。

当時小学生の私にとって、「仮面ライダー」というコンテンツはかなり相性がよかったです。ちょうど「週刊少年ジャンプ」関係のコンテンツにハマり始めていた頃なので。闘いが好きな時代です。

ちなみにプリキュアは残念ながら観ていませんでした。当時「かわいい」に抵抗があり、恥ずかしくて観れなかったからです。今は配信とかで観てます。

ほんでほんでその次に始まった『仮面ライダーW』。正直これもかなり特殊です。歴代初「2人で1人の仮面ライダー」です。今となっては『風都探偵』として続編が漫画でも連載されており、アニメ化もしています。

もうこれにドチャクソハマってしまいまして。
探偵もの・相棒もの・かっこよくなりたいけどかっこくなりきれていない主人公・ミステリアスでインテリで不思議ちゃんなもう1人の主人公というドデカ要素満載でキッッッズのワタクシもそりゃハマりまして。ええ、話が面白いんです。話に伏線が張られているなど大人が観ても面白いんですよ。だからルンルンで父と観てました。あと菅田将暉さんがバチクソにかっこええええええエアアアアアアアアアアアア!!!!完全に菅田さん演じるフィリップ(インテリの方、仮面ライダーから見て右の方)に心を持っていかれていました。全国の当時のお母さん&お父さん&キッズ〜、菅田さんに惚れましたよね?惚れましたよね?ね?

で、Wが終わり次回作が始まるタイミングでワタクシの受験が始まってしまったため、ここで一時的に仮面ライダーを離れることになります。

時は経ちAmazonプライムに加入した頃。私は大学生になっていました。大学生はクソほど暇なのでサブスクを観て飲み会に行ってバイトして授業出てをくり返す日々を送ります。ということは仮面ライダーが観れるってことですよね?そこで私が観た仮面ライダーはなんでしょうか?

仮面ライダー電王』です!!

主演はなんと佐藤健さん!たぶん平成前期で人気ランキング上位の仮面ライダーではないでしょうか?

私が観ようと思ったきっかけは、脚本に小林靖子さんが関わっていたからです。私の好きな『ジョジョの奇妙な冒険』のアニメ版の脚本を務めていた方です。小林さんが『ジョジョ』で入れてくださるアニメオリジナルの内容がとんでもなく素晴らしく(特に4部、終わり方など)、「このひとは信頼できる脚本家だ」と思ったからです。(ワタクシ、実は脚本家との解釈違いによって納得のできないアニメオリジナルを加えられたことがあったため、そういった部分にもこだわりを持っているのです)

死にキャラ(没個性キャラ)がいない、全てのキャラクターが存在することに意味がある作品は大好きです。まさにそれを体現してくれている作品だと思います。また、作品自体がタイムトラベル形のジャンルに分類されるのでタイムパラドックスの中どうやってハッピーエンドに向かわせるかが課題だったのですがちゃんとその課題をクリアできていたと思います。

どんどん仮面ライダー沼にハマっていくオタクことワタクシ。次に手を出した仮面ライダーはこちら。

『仮面ライダー555』です。

実は世代的には龍騎〜剣くらいなので、555は私と同い年の当時の少年少女はおそらく視聴していたことでしょう。

きっかけは「変身シーンが一番好き」です。比べるのは良くないですが令和ライダーのド派手CG爆音ノリノリBGM変身と比べるとめちゃくちゃシンプルです。携帯電話で5を3連続入力し、「変身!」とコールした後、ベルトにはめて、スマートな音声とBGMが流れ、シャキーンと変身が完了。デザインもシンプルなうえ、平成の代表作二つ折りケータイで変身するなんて……令和人間にすっかりなってしまったワタクシは当時の「スマートさ」にすっかり惹かれてしまいました。

もちろんストーリーも面白いわけで。この仮面ライダーでは「仮面ライダーvsオルフェノク(死んだ人間が蘇ったバケモン)」という構成で闘いを繰り広げるのですが、オルフェノクの中でも「人間との共存を望む」派閥もあって、オルフェノクが持つ暴力性を抑え込み、葛藤と闘う描写が、なんとも大人が見ると胸が苦しくなると言いますか、儚いと言いますか、「みんな幸せになってくれ」という気持ちになります。

ちなみに恋愛要素もあり相関図を書き出すと信じられないくらい訳のわからないことになりますしいろんな人が555になったり913(カイザ、サブライダー)になったりするので訳がわからなくなります。後半はベルト取り合い合戦です。

20周年を記念し、映画も放映されました。現役で活躍されている俳優さんたちの元気な姿や仮面ライダー愛を見ることができてよかったです。


とまぁ、随分と今まで見てきた仮面ライダー(少な!)について語らせてもらったんですが、仮面ライダーは奥が深すぎる……第一、1シリーズで4クール(1年周期で基本交代、ディケイドは例外)あるので全シリーズ見るとなると相当暇じゃない限り見れません。受験勉強の単語帳一生見てるくらいの勢いで根気強く見ないと見れません。とはいえ一応子供向けなので内容はわかりやすいことが非常に救いですが。

今は「オンドゥル語」で有名になってしまった『仮面ライダー剣』を観ています。

オンドゥル語に関しては本当に最初の方しかなく、だんだん俳優陣の滑舌も良くなっていくので実はそこまでノイズになりません。お話もだんだん面白くなっていくので大人が見ても楽しめます。

しかし話が進むにつれて真実が暴かれ鬱展開になり、ダディバナさんの精神不安定さにかなりメンタルをやられます。

心も体もボドボドにされてしまったダディバナ

自分も精神不安定だし不安や恐怖に日々怯えているのでめちゃくちゃ感情移入してしまいました。

あと、この人たち「会社員で仮面ライダーをやってる」人たちで、ケンジャキ(主人公)いわく「こんな低賃金重労働なんかやめた方がいい」と言うくらいなのでめちゃくちゃブラック企業に勤めて精神を病みつつも正義の心でなんとか生きてるブラック会社員の話と思うとなんだか胸が痛いですね。オンドゥル語のことがバカにできなくなってきました。

こちらはまだ途中までしか見れていないので引き続き視聴します。20周年おめでとう!

以上オタクの仮面ライダー語りでした。

平成前期が好きすぎて平成前期ばっかり見てますが、いつか平成後期や令和ライダーも見るつもりです。ちなみに父のお気に入りは『仮面ライダーゼロワン』みたいです。

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