[読了]Amazon Web Services 基礎からのネットワーク&サーバー構築 改訂版
年号が平成から令和へと変わりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私はといえば年号によって思っていたほど日常が変わらないことに落胆しつつも、たまに見かけるちょっとした変化に心躍らせる毎日を過ごしております。
最近社内向けのWebアプリを作ったのですが、今度はそれをデプロイする環境を作るためAWSの勉強を始めました。
読んだ本
背景
ゆめみに入社して早一ヶ月半が過ぎましたが、プログラミング歴半年未満の初心者がいきなり案件でバリバリ働き始める!?なんてことはなく…(あったらだいぶ怖い)
まずは業務フローに慣れるため、先輩方のご指導のもとOJTとして社内向けのLaravelを使ったWebアプリを作成していました。
いろいろ苦労しながらも要件定義からコーディングまで一通り終わり、さて今度はデプロイだ!となった時に、賢い私はあることに気がつきます。
「AWSの使い方、何一つとして知らねぇ…」
内容
この書籍ではAWS(Amazon Web Services)を使ったWebサーバとDBサーバの作り方・連携方法を図やスクリーンショットを多用しつつ、とてもわかりやすくレクチャーしてくれます。
VPC→EC2(Public&Private)→NAT→PHP・MySQLなどの環境構築までをどこも省略することなく説明してくれている良書ですが、一つだけ注意点があります。
この本はAmazon Linux2以前に書かれたものであり、Amazon Linuxを使用することを前提として書かれています。
なので「Amazon Linux2で進めても平気っしょw」とか安易にやると、PHPやMySQLを導入するあたりでつまづくと思います。私は盛大にコケました。
おすすめポイント
サーバ構築のレクチャーももちろん素晴らしいのですが、一番のポイントはなぜその機能が必要なのかについて、技術的な背景も含めしっかり解説してくれていることです。
今までほんわかとしか理解していなかったHTTPやTCP/IPの仕組みをしっかり学ぶことができただけでも、十分この書籍の値段分の価値があります。(特にTCP/IPについては丸々一章使って解説しています。)
あとはサーバーやインターネットとの通信をイメージしやすくなるように、こまめにpingやlsof,nslookupなどのコマンドとそれを使用した結果を丁寧に解説しているところもポイントです。
最後に
令和を迎えたこの時代において、Webサービスを開発においてAWSはもはや必要不可欠な存在となっています。
これからプログラマとして働き始める新卒&未経験方、いつか自分でWebサービスを作ってみたい方、是非とも勉強してみませんか?
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