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夏のけだるさを/0806わっか

夏。苦手である。

鼓膜をつんざくセミの声。だらだら止まらぬ汗。
たまに見る夏休みの宿題が終わらぬ、恐怖の夢。


しかし、圧倒的に夏には心躍らされる。

スイカに始まり、麦わら帽子。日傘。扇子。
線香花火にビアガーデン(行かないけど。)


正確に言うと、

「そろそろ夏がやってくる」雰囲気がすきなのだと気付く。

きっと、魅惑の夏休みを知っている
あの子ども心の名残なんだろう。

おとなになった今でも ワクワク感だけは
しっかりと身体が覚えている。


なかでも 夏は、 "音" が印象的である。

夕暮れどき ひぐらしの切ないカナカナ。

祭囃子の血が騒ぐリズム。

打ち上げ花火の 派手な振動。

風鈴がゆられる音色。

毎年 心鷲掴んでくる、某 日焼け止めの
CMタイアップソング。


光と影の濃度が、
音の中にキリリと存在している。


言うならば、これが
切なさの温度感のようなものだろうか。


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ストレスをぶっ飛ばせ

現在のようなメンタルヘルス周りを探求し出す、
もっと前の頃。

ストレス発散があまり得意でないわたしが
罪悪感なく没頭できる、幸せな発散法があった。

誰にも迷惑を掛けず、身体にも悪くない。

「ひとりカラオケ」である。


ゴリゴリの、スパルタ運動部 出身ゆえに
声は余裕で腹から出せた。


延々と1時間半 オンリー自分。ぶっ通しである。


ストレスのごった煮である、怒りの全て
音に乗せ、一心不乱に吐き出す。


これが当時、復活のテッパン儀式だった。
ストレスには ヒトカラ推し

今や カラオケはめっきり行ってない。

それは、理不尽から卒業したからなんだが
カラオケが遠のいたのは少し寂しい気もする。

だが、なんと。
マスクで口元が隠れるのをいいことに、
車内で気兼ねなく熱唱しまくる日々の到来。

コロナで唯一 マスク万歳な瞬間である。


そんな音好きなわたしの、
"夏うたベスト3" 

「夏のけだるさを喉越しにキュッと飲み込む」
という、イメージで今回 気ままに選んでみる。



第三位

「渚のバルコニー」/  松田聖子

"聖子ちゃん" は、世代を超えて 褪せない眩しさで少女性をくすぐってくるアイコンだなと感じる。
幼い心にタイムトリップして、気付けばついマネしたくなってしまうのだ。
是非 聖子ちゃんが歌う仕草をマネて
「〽︎そ〜して ひみ〜つ〜」と人差し指を流して
皆さんには、歌ってみてほしい。

https://open.spotify.com/track/65wts7Iydk02qmigf0WT12?si=LPnqNbIKR_eMhXrhwqPXmQ


第二位

「HOT LIMIT」/  T.M.Revolution

言わずもがな、ギリ昭和世代にとって
カルピス原液並の濃さで記憶にガツンと刺さる一曲だ。貴教の衣装からほとばしるセクシィ。
この曲は声帯が全開になるため酔ってしまいそうなほど歌っていても気持ちがよいので、そこも痺れポイント。(ちなみに、おなじ状態に陥れる曲は他だとイエモンに多数存在)

https://open.spotify.com/track/0i9PcJncHAoTCeqd2XZSOw?si=gGoeScMITkKnD29TZKNkXw


栄えある、第一位‥。


ドゥルルルルルルルルル‥ダダン!

「サマーヌード」/  真心ブラザーズ

文句なしの、ぶっち切り首位です。右に出るものナシです。アンニュイです。
美しい映画のワンシーンのような淡さが胸に浮かんで、あぁ‥これぞ夏だなぁ‥と、どこかでくすぶった過去が締め付けられます。何度も夏は巡りますが そのたびに聴いても毎回 飽きません。

https://open.spotify.com/track/4ChFmlbWfYDrzimmgjyPCO?si=Z8sP8ct6SuuXVQAiqlHQSQ


以上、けだるさを愛するための
わっかセレクトソングのお届けでした〜◎


みなさんの愛する夏うた、教えてくださいませ^ ^


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「クリエイティブな保健室」 わっか ○
Twitter  @wakka_o_tori

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