遊戯王における1人での調整について
今回は遊戯王あるいはカードゲームにおける1人で行うデッキ調整について書いていきます。
自分はこういう風に調整をしている、という例なのでそういうのもあるんだなぐらいの軽い気持ちで読んでいただけるとありがたいです。
・書くにあたった経緯
まずなぜこのような記事を書こうと思ったかについて少し書きます。
昨今のコロナウィルスによる影響で以前と同じように対人での調整が気軽にできなくなっており、そうなると1人で調整をする時間が必然的に増えています。
しかしカードゲームというものの楽しさのひとつとしてやはり友人などと一緒に対戦するというのがあり、1人での調整というのは正直そこまで楽しくないので対人での調整のように1日数時間もこなすというのにはなかなか根気が必要で自分にはそれは難しいと考えました。
しかし大会などに出る以上ある程度納得のいく調整量をもってして挑みたいと考え、1人でも短い時間で効率よくできることは無いだろうかと考えました。そこで考えたのが次で書く項目となります。
・実際の調整方法
自分は調整してデッキを組むにつれて段階があると考えます。
1.使用するデッキのカードの効果を知る
2.デッキの動き方を知る
3.実際にデッキを回してみる
4.自分なりに改善点を考え調整をしていく
大きく分けるとこんな感じだと思ってます。
1.カードを知る
まずは使いたいカード(デッキ)カード効果を知るところからです。
情報ツールが発展した現代においては効果を知るという行動1つでも様々な手段が存在します。
まず遊戯王プレイヤーならお世話になること間違いなし、情報収集における鉄板
「遊戯王カードwiki」
間違いなく情報量という点においてはNo1のサイトで他のカードゲームと比べても遊戯王wikiはすごいという話を耳にすることも多いです。
相性のいいカードからカード名のモチーフ、遊戯王世界におけるストーリー背景などと行ったところまで網羅しており、これが有志の手で更新されているものだというのを知ったときには驚きました。
少し話がそれてしまいました。カードの効果を知りたい、相性のいいカードを知りたいという人はまずwikiを使うのがいいと思われます。
他の手段としては公式のアプリである「遊戯王ニューロン」や「遊戯王DB(データベース)」、知りたいテーマについてのブログ、などがあります。
2.動きを知る
カードの効果を覚えたら次は実際にどうやって動いていくのか、動くためにはどんなカードが必要なのか、というのを考えます。
昨今の遊戯王のテーマは所謂
「デザイナーズデッキ」
その デッキ が組まれることを想定してデザイナーが創った カード 群による デッキ のこと。
になるようなテーマが大半を占めており、テーマ内のカードはわかりやすくコンボできる設計となっているため効果を読んだだけでなんとなくの動きがわかります。
それを自分なりのコンボとして発展させていくのも楽しみの1つです。しかし実際に自分で1から10まで考えるというのは時間の観点でも難しいことが多いです。そこで活用してほしいのがSNSやブログといった情報媒体です。
これらを使うことで一瞬にして基本的な動きはもちろん実践級のコンボや展開などを知ることができます。そしてそれを見ることによってアイディアを得ることができ自分で発展させていける可能性も生まれてきます。
なので拘りがよっぽどない限りはまずは他の人の考えをみて勉強するということが効率よく”動きを知る”ことに繋がります。
*ただカードの効果を貼り付けるだけで「○○について徹底解説!!!」と唱っているブログも世の中には多数存在します。そういったブログは正直読む時間の無駄になってしまいますので、読んでいて書いてあることをただ解説してるだけでは?と疑問を持ったらブラウザバックを推奨します。
自分がブログを探す時は遊戯王ブログナビを活用しています。様々な記事がまとめられており自分の探しているものにあった記事をきっと見つけることができます。
3.デッキ構築・1人回し
動きまで覚えたら後は実際にデッキを組んで回してみましょう。
ここからは自分が大会に出る際の話となりますのでご注意ください。
まずツイッターでレシピ検索して良さそうなレシピでデッキを組むところから始めています。
※なぜ自分で考えないのかというと、さっき効果を覚えたばかりの自分が組んだデッキより大会などで結果を残しているレシピのほうがそれを考えた人の意図がちゃんと組み込まれていて完成度の高いものだと考えるからです。
そして組んだデッキを先ほど調べたブログなどを見ながら回して行きます。回して行く中で採用されている意図がわからない(使い方がわからない)カードが出てくると思います。
そんなときは大正義SNSです。ツイッターの検索で調べましょう。たいていのことは出てきます。
これによりデッキのやりたいこと、強みがわかってきて、次のステップへと進みます。
4デッキ改善
ここまで来ると調整は最終段階です。
デッキの動きを把握したところで自分が意識することは
①環境を意識した構築になっているか
②事故率をどれだけ低くできるか
の2点です。
まず①から説明していきます。
抽象的な説明だけだと実感がわかないと思うので実際に今現在(2021/02/10)の自分がデッキを組む際の意識を例に説明していきます。
昨今の遊戯王は大群雄割拠時代といわれていますがその中でもシェアが多いデッキ(流行のデッキ)というのは存在します。
現在のトップシェアは
展開二大巨頭である、【電脳】【ドライトロン】
最近シェアを伸ばしてきた【シャドール】
あたりと考えています。
展開系のデッキ2つは歴代の中でもパワーの高いデッキであり、展開が決まった後に捲ることはほぼ不可能である点、2つとも誘発に対する耐性が高くサイドチェンジ後の勝率も安定しない点、を考慮してメインデッキに強力かつ汎用性の誘発を採用することで後攻の際の勝率を少しでも上げることがこの環境における勝率の向上と考え、ガンマのメイン採用を決めました。
ガンマはシャドールに対しても通りが悪いわけではなく融合体の墓地効果に対して発動すると妨害を減らすことができます。
環境を意識したうえでの構築はこういった感じでやっていきます。
わかりやすい物だと罠デッキが多い環境だと羽根やパンクラをメインに採用する、などですね。
次に②について説明していきます。
環境を意識したカードを採用した上で事故率を下げるためにデッキを調整していきます。
事故率調整の際に用意は3つです。
・遊戯王ニューロンにて調整するデッキを作成
・カード(カウント用なのでキリのいい数なら何でも可能
・メモ帳(紙でも電子でも可能)
流れとしては
初手をドロー→カウント用のカードを回るなら表、事故なら裏でカウント→これをカードがなくなるまで続ける→事故の回数をメモ
この過程を繰り返すことで短時間でより正確な統計を取ることができます。
自分の場合はドロー→カウントを五回ごとに分けてやっています。一回一回やっていると時間がかかること、十回だとカウントミスが発生すること、から五回に落ち着きました。
1時間ほどでマリガン1000回分の統計がとれるので構築を変えた際は毎度これで統計を取ることで事故率をある程度算出して調整しています。
こうしてデッキが完成します。
大会においてはサイドデッキが存在するので今書いたことに加えてサイドデッキ、サイドチェンジの兼ね合いがありもう少し複雑となります。
自分はサイドチェンジ後の事故率も加味して一応調整するようにしていますが正直これに関してはあまり重要じゃないと思います。サイドに関しては事故率はスムーズにチェンジできるかのほうが重要ですのでサイドを組む際はそれを意識しましょう。
サイドまとめ チェンジのスムーズさ>詳細な事故率
以上が自分が1人でデッキを組み調整する方法となります。
他の人はどうしているのかふと気になったときにこういうことについて書いてある記事が見つからなかったので書いてみました。少しでも参考になるところがあればうれしいです。
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