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アナログ表現にこだわるなら、伝える手段・媒体もアナログに。

映画化もされた『深夜食堂』のコミックス販売促進キャンペーンを行いました。

この作品はゆっくりとずっと愛される作品と感じましたので、
発売のたびにキャンペーンをする企画では無くて
時期に左右されないで使用できるプロモーションが良いと考えました。

作品の読後感としては、どこまでも素朴でさりげない演出の中に
深くて温かい大きな気持ちが伝わってきました。

きっと、この「感じた気持ち」をどうにかユーザーに伝えることが出来たら、今回のプロモーションは上手くいくのだろうと直感的に思いました。

まず取りかかったのが、
じんわり伝わってくる物語を広告で理解できるスピード感に落とすこと
能動的に見られることのない広告では、「じんわり」伝えることが
とても難しいです。

ですので、ワンメッセージとワンビジュアルで表現できる構成
咀嚼し直しました。

そして、風合いから優しさが伝わるような表現(シルク印刷や浮用絵のグラデーションなど)と手触りのある用紙での全17種のポスター企画として提案をしました。

ギュウギュウ詰めにせざるを得ない15秒TV CMでは、
素朴な優しさを伝えるのが難しいと感じたからです。

また、人に何かを伝える手段として
一番素朴で人肌感が伝わるコミュニケーションは、
紙媒体だと考えたことも理由です。

表現とその伝える方の両面で世界観を表現したのが、今回の企画です。

Creative Director : Masatoshi Okazaki
Art Director : Masatoshi Okazaki
Planner : Masatoshi Okazaki
Copy Writer : Masatoshi Okazaki
Graphic Designer : Masatoshi Okazaki
Illustrator : Yaro Abe + Masatoshi Okazaki

制作物の詳細はこちらからご確認いただけます。


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