作家さんからの格言

どうもこんにちは、メディア事業担当の鈴木です。

気付けばDaysに入社して半年が経ちました。社内で「編集長」呼びが定着する一方、「鈴木」としての存在感はもう一人の鈴木さんに覇権を握られたままで、たまに悔しさを感じています(うそです)。

それはさておき、あらためて簡単に自己紹介をしておこうと思います。

出身は新潟で就職と同時に上京しました。新卒就職企業はシステム開発・運用の会社で、某携帯キャリアの料金システムオペレーターの統制業務に携わっていました。その後は元々目指していたオンラインゲーム業界へ舵を切ることになり、3つの会社を経ています。業務もユーザーサポートから、運用メンバー、ディレクター、プロデューサーと一通り経験した後、ゲームとは関係ない(無関係ではないんですが)ライトノベルのメディア運営を個人でスタートすることになります。

個人で仕事をやってみようと考えたのは、いくつか理由があるのですが、そのひとつは単純に挑戦してみたかったということです。スケジュール管理や売上管理、コンテンツの運営ノウハウは一通り手掛けてきていたので、どの工程でトラブルが起きても対処できるだろうと考えたことと、ユーザーと常に需要と供給の駆け引きを続けてきたことも一歩を踏み出すきっかけになりました。それから4年半、とりあえずいろいろあったりなかったりしたのですが、ひとまずここでは割愛します。私としては個人で長らく企画を考え実行してきたのですが、違う意見や見識も取り入れたい、意見交換してより面白いアイデアを創出したい、Daysへの入社にはそういった部分への期待もたくさんあります。なので、もっといろいろ巻き込んでくださいませ!(私が死なない程度に)。


さて、ここからタイトルの話題に触れたいと思います。

私は約5年の間で、対面やテキストを問わず、作家さんへのインタビューを120件超(うち対面は80程度)実施しています。『ロードス島戦記』の水野良先生や『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の大森藤ノ先生、『この素晴らしい世界に祝福を!』の暁なつめ先生をはじめ、ベテランの先生から新人の先生まで、本当に多くのお話を聞く機会に恵まれました。そして作家業という、筆一本でお仕事をされているみなさんのお話の中には、格言と呼んで差し支えない「考え方」や「仕事への姿勢」があり、感銘を受ける瞬間も少なくありませんでした。それはベテランの先生も新人の先生も問わずです。今回はその一部を紹介します。


・「なんとなく」で手掛けたものは、本当に「なんとなく」なクオリティにしか仕上がらない。


・「売れそう」と思われるものにも、その「売れそう」に到るまでに様々なリスクと試行錯誤がある。


・商業では間にたくさんの人が介入する。その過程で良い方に変質することもあれば、悪い方に変質することもある。


この3つの格言は、私自身にもすごく刺さっていて、仕事をする上でも大切なことだと思っています。「なんとなく」で仕事をしても「なんとなく」しか評価されないし結果も付いてこない。「何か」を仕掛ける際には、試行錯誤を疎かにせず、その上でリスクを背負って挑戦する。多くの人が関わる案件ほど、より良い方向に進めるよう、自分の中にしっかりとした柱を持って舵を取る。これらの考えは本当に大切にしていきたいです。


筆一本でのし上がる作家さんの言葉には「重み」があります。
作品を通しての言葉だけでなく、作家さん自身の言葉を伝えていくことも、私自身これからの仕事の目標にしていきたいです。


初回ということもあり、かなり真面目なことを書いてしまったので、次回はもっとふざけた感じの内容にしますね!

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