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BTSのカムバ。『Yet To Come』。ありがとう、しかないよね。

 BTSがカムバしましたね。『Yet To Come (The Most Beautiful Moment)』というタイトル自体がもう泣ける…。

 私はまだファンになって1年経っていないので花様年華をリアルタイムで知らないのですが、このMVを観てつながりがわかることも多少はあって、そして歌詞そのものと、メンバーそれぞれが歌う担当パートの割り振りの絶妙さと、メロディーと、映像と。Dynamite→Butter→Permission to Danceのあとでこの楽曲がリリースされたことに、わけのわからない誇らしさでいっぱいな気持ちになりました。
 
 最近アメリカでの活躍がすごくて(私も去年の国連で沼落ちしているし)、韓国のアーティストというよりも世界の大スターになっている感があって、そんな大スターな彼らとわかっていながら過去のタリョラやMV、Vラを観ているとなんだか切ない気持ちにもなってしまうんですよね。確かに彼らは人気があってカッコよくて最高でそれは間違いないんだけど、もっと素の、素朴な彼らから溢れ出る人間性が、これから先は表現されずに進んでしまうのではないかと思って、なんともいえず少しさみしいような気持ちでいたんです。

 そのタイミングでこの楽曲は本当に安心しました。英語も入っているけど韓国語の歌詞だったこと。彼らの思いがちゃんとたっぷりつまっていたこと。大きなものにこびることなく、彼らの素直な表現をしてくれたことがとっても嬉しかったです。本当にいい曲。聴いているこちらの気持ちを荒立てることなく、穏やかに、でもすっと気持ちが明るくなれるいい曲です。

 今回もあみにさんの日本語訳にお世話になりました。

 ここからはとても勝手な私自身との重ね合わせですが…。去年の手術から体調を崩してなかなか再スタートを切れない私にとって『最高の瞬間はまだこれから先で、来ていないんだ』という歌詞は泣けました。これからある程度の体力は回復しても、46歳なので更年期を経て老いがはじまっていきます。いろんなことがもう終わってしまっていて、あとはただ過ぎていくのを待つ人生なのかな?ってちょっと思っちゃうんですよね、元気もないからなおさら。真実はわからないけど、でも私にとっての花様年華はまだきていないかもしれないと思うことは自由です。勝手にそう思ってしまおうかな?と少し明るい気持ちになりました。

 こんな気持ちがバンタンに届くことは一生ないけれど、日本にいる普通のおばさんが、こんなに励まされているなんてメンバーは思わないんだろうなぁ。ユンギが歌の中で言っているように「音楽が好きなんだ」という、その「好き」をあきらめずに続けてくれたことに本当にありがとうって言いたいです。それにしてもなんでこんなにバンタンは人の心に優しく触れてくれるんだろう。本当に優しくて強い人たちなんだと思っています。優しさを表現できるってとてもすごいことだよ。彼らには幸せな時間を少しでも多く過ごしてほしい、ただただそれだけを願っています。

 読んでいただいてありがとうございます。アルバムが届くのが楽しみです!


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