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山里亮太と蒼井優に見る、進展する男女が必ずしていること

今回のテーマは、「進展を促すために絶対すべきこと」です! 大いに話題になったカップル、山里亮太さんと蒼井優さんが結婚会見で語った話に着目し、cakesで書きました。

こんにちは。先日、女優の蒼井優さんとお笑い芸人の山里亮太さんが結婚されましたね。

それを受けて、FRaU WEBさんで「蒼井優と山里亮太の結婚に見る、モテる女性が結婚を決めるとき」というコラムを書かせていただいたところ、嬉しいことに、めちゃめちゃ読まれました。Facebookでは4500以上のいいね!がつきました。それくらい多くの人に注目されたカップルだったということですね。

そこで! 今回のcakes連載でも、お二方の結婚に絡めて、「進展を促すために絶対すべきこと」という切り口で語っていきたいなと。本当に、お手本のようなプロセスを踏んでるんですよ!

蒼井優さんと山里亮太さんの結婚会見。全文の書き起こしはネットで公開されているので、そちらを見ていただくとして。

恋愛アナリストとしての観点でいうと、お二方の話は、男女が進展するためのカギを握る要素がてんこもりなんですよね。

2人で会うようになる前に、しずちゃんが仲介したというのも重要な要素ではありますが、それは自分でどうこうできる部分ではないので、割愛して、

2人で会うようになってからの話に焦点を当てます。

世の中には、相性は良いのに進展しない男女が山ほどいます。

いくら楽しい時間を過ごしても、どれだけ盛り上がっても、あることをしていないがために終わってしまうのです。

あることとは「好意のキャッチボール」です。これをしないと、いくら相性が良くても、お互いに好印象でも、進展するのは難儀です。

常に恋人がいる、いわゆる彼氏彼女が切れない人は、大体このキャッチボールが上手です。たとえば、楽しいなと思ったとき、その気持ちを言葉や表情で素直に表現します。

デートのあとにまた誘いたくなる言葉

想像してもらえば分かると思います。デート後のメールで相手から「楽しかった!」と言われたら、テンション上がりますよね? また誘いたくなりますよね? 逆に「今日はありがとうございました」だけだと、今後どう動くべきか迷いませんか?

2人で過ごした時間や自分に対して相手がどう思ったのか分からない。楽しかったのか、そうでもなかったのか。それを聞かないと、もう一度誘っていいのか迷ってしまう。

だから、楽しいときや楽しかったときは、少し大げさなくらいにその気持ちを表現した方がいいです。特に女性は。そうされて初めて、男性は次のアクションを起こす気になるものだと思うので。

なぜ、特に女性は、なのかというと、男性の場合は、楽しかったと伝える以上にすべきことが、その後に待っているからです。プロセスを分かりやすく示すと、こんな感じ。

<初デート>
女性「楽しかった!」

男性「(先に進んでいいのかも)またゴハン行きません? 来週末とか。」

女性「はい!」

<2回目のデート>
女性「今日も楽しかった!」

男性「(さらに進んでいいのかも)次はいついつに会いませんか?」

女性「(次のお誘いもしてくれた・・・)はい!」

<3回目のデート>
女性「今日も楽しい!」
男性「(本当に楽しそうだな……よし!)あの、お付き合いしませんか?」
女性「……はい ///」

……どうでしょう? え? こんなに上手くいかない?(笑) でもスピード婚て大体こんな感じなんですよね。もちろん、交わす言葉はこれだけじゃないですが、大枠としてはこう。

一緒にいて疲れない、違和感がないなど、2人の基本的な相性が良く、女性側が楽しい気持ちを言葉や笑顔でちゃんと表現し、男性がそれを受け取って具体的なアクションを起こす。黄金プロセスです。

女性から告白するパターンは?

ちなみに、男女逆のパターン、つまり、まず男性が楽しいと伝え、それを受けて女性が誘ったり告白したりするパターンはダメなの?と思う人もいるかもしれませんが、多くの場合ダメですね。

男性は、自分から好きになって告白した相手には執着しますし大切にしようとしますが、労力をかけずに手に入った相手は、どんなに素敵な女性であろうと軽視しがち。

そして女性は、自分から告白してしまうほどときめきく相手に対しては「嫌われたくない」という想いが働き、ありのままの自分でいられなくなり、つらくなりがち。さらに、最初は平気でも「自分の方が彼より気持ちが強い」という事実が結局シンドくなりがち(男性は「一番好きな相手と付き合えてる自分は幸せ者!」と捉える人が多いので、これは女性特有の傾向かと)。

「いや僕は相手の方から想われて相手の方から告白されるの嬉しいです! 愛せます!」という男性や、「自分から告白した場合でもリラックスして付き合えるし、相手より自分の気持ちが強くても気になりません!」という女性なら、プロセスを男女逆にしても問題ないかもしれません(ただ、該当する人は稀だとは思います、特に女性はスーパーレアかと)。

あと、個人差はありますが、大人の男女は時間もないので、できることなら3回目くらいに男性から告白するのがベストだと思います。マニュアル的な話でなく、実際に3回目や4回目のデートで告白しないカップルって、その後なかなか進展せず雲行きが怪しくなるケースが多いのです。世間の情報による刷り込みもなくはないのでしょうが、感覚的、本能的に3回目あたりで決めてもらえないと多くの女性は不安を感じてしまうのかもしれません(前のめりの男性は初デートで告白してきたりもするので、それに慣れている女性ならなおさらでしょう)。

蒼井優さんと山里亮太さんの場合

……で、蒼井優さんと山里亮太さんは?という話に戻すと、まさに上で示したような理想的プロセスを踏んでいるんですよね。

山里さんは蒼井優さんに告白したことについて、彼女が全力で「楽しい」と言ってくれたので好きになってくれる可能性があるかもと思った、と説明しています。

つまり、2人はちゃんとキャッチボールをして、その結果ゴールインしたんですよね。

相手の受け取りやすいボールを投げて、受け取った側も自分の気持ちをこめて返して、どんどん2人の呼吸が合っていく。そして気持ちが固まったなら男性が決意を伝える。

結婚が頭をよぎる年齢の男女が距離を縮めていく姿として、こんなにお手本になる芸能人カップル、なかなかいません(結婚までの経緯をとても正直に語ってくれたことも大きいと思いますが・笑)。

2人で同じアイドルが好きだったり(同じものが好きだと壁がなくなりやすく関係が強固になりやすい)、蒼井優さんのお父さんにお笑い芸人的な資質があったり(女性は父親に似た部分がある男性を信頼しやすい)、2人にとってうまくいきやすい年齢バランスだったりと(これは人によって異なります)、進展を後押しする要素は他にもたくさんあるんですが、今回語った黄金プロセスを頭の隅に、いやできれば少し真ん中寄りに置いてもらうだけでも、気に入った相手と進展しやすくなるはずです。

キャッチボール、お忘れなく!!


※本記事は2018年4月〜2022年6月までcakesに掲載していた記事を加筆修正したものです。

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