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ゆっくりしゃべる男性はイケメンじゃなくてもモテる

こんにちは。恋愛アナリストのヨダエリです。今回は「しゃべり方」をテーマにお話ししたいと思います。

いきなりですが、ゆっくりしゃべる男性はモテます。ゆっくりしゃべる男性は自信があるように見えるから。そして、自信のある男性はモテるからです。

自信のあるしゃべり方というと、上から目線の偉そうな口調をイメージする人がいるかもしれませんが、そうではありません。

安定感があって、焦りを感じさせず、ゆとりを感じさせる。そんなしゃべり方のことです。

分かりやすい例で言うと、政治学者の姜尚中(カン サンジュン)氏。彼が早口でしゃべる人だったら、こんなに多くの女性ファンはついていないでしょう。

早口の人は頭の回転が早いけれど…

早口とゆっくりとでは、間違いなくゆっくりしゃべる方が、聞く人に安定感とゆとりを感じさせます。また、同じ内容をしゃべっても、ゆっくりしゃべると深みが醸し出されるため、説得力が違うのです。

スピーチや講演会などで、どんな話し方をする人が観客をひきつけるか考えてみると分かりやすいと思います。もちろん一番大事なのはしゃべる内容ですが、せっかく良いことをしゃべっても、早口すぎると、なんだか大したことを言っていないかのように見えて(聞こえて)しまいます。

早口の人は、実はとても頭の回転が早い人であるにもかかわらず!

そう、ここがポイントなのですが、早口の人は、頭の回転が早く、頭の中に膨大な情報がある人が多いです。発する情報がたくさんあるから、自然と早口になるのです。

逆に言うと、ゆっくりしゃべる人は、単に言葉を紡ぐのが遅いだけで、さほど大したことは考えていないケースも多かったりします。

…にもかかわらず、早口の人より、ゆっくりしゃべる人の方が色々考えているように見える!

これは、

ゆっくりしゃべっている

焦っていなさそう

自分に自信がありそう

…という印象に繋がるからです。あくまでも印象であって、実際に自信があるかどうかはまた別です。

兄弟の数が多い人は早口?

どちらかというと、しゃべる速度はこれまでの家庭環境が影響しているケースが多いような気がします。

これはワタシの持論というか実際に感じてきたことですが、常にゆっくりしゃべる人には一人っ子が多い。理由は単純。一人っ子は幼い頃から自分をアピールするための持ち時間が長いから。ゆっくりしゃべっても誰にも邪魔されず、誰からもイライラされることがない環境で育ってきたからです。同じ理由で、おばあちゃん子にも、ゆっくりしゃべる人が多いと思います(おばあちゃんは孫をせかさないから)。

一方、兄弟や姉妹がいる人、特に兄弟の数が多い人は、限られた持ち時間の中で素早く自分の言いたいことを主張せねばなりません。ゆえに早口になります。そうしないと生きていけないからです。

ただ、このように家庭環境によって育まれた「早口男子」は、結構モテる人も多い気がします。なぜなら彼らの早口は、サバイバル能力と結びついているから。必要なときや自分の話がノッてきたときには早口になるけれど、それ以外ではゆっくりしゃべることもできる人だからです。

では、どんな早口男子が女性と縁遠くなるかというと…いついかなるときでも早口! もしくは、女性と接するときに限って早口!になる人です。

こういう男性は、女性からすると、「沈黙が怖い」という気弱さや、「とにかく場を盛り上げねば」という余裕のなさを露呈しているように見えてしまうのです。

自信がありそうな男が選ばれる理由

ゆっくりしゃべる人は、自分に自信があるように見えます。女性は、自分に自信がある男性が好きです。というか、そういう男性に傾きます。

自分に自信のある男性に惹かれるのは、女性の本能かもしれません。

なぜなら、女性は自分の気持ちと選択に確信が持てないから。「この人を選んでいいのだろうか…?」と、常に逡巡しているからです。ここは、初対面で相手に惚れることが多く、その気持ちがブレることが少ない男性とは大きく違うところです。

女性は、自信がある(ように見える)男性といると「この人と一緒にいればいいんだ」と思えてくるし、自信がなさそう(に見える)男性といると、無言で立ち去りたくなるのです。

つまり、これも言ってみれば女性のサバイバル能力です。「自分に自信が持てない男性を選んでしまったら、この先きっと苦労する」と、女性は本能的に察知しているのだと思います。

ワタシの知っている限り、初対面の女性を前に早口でまくしたてて、次に繋がった男性は、ほぼ皆無です。

よっぽどイケメンだったり、よっぽどスペックが高い場合は、また別かもしれませんが、それは例外中の例外。

あと、一人だけ、ものすごく早口でものすごく頭の回転が早く、ものすごくダジャレが好きで、今は結婚して一児の父として幸せに暮らしている男友達を思い出しましたが、彼は女性に対して押しが強く、「男は恋愛で0勝10敗なんて当たり前、でも続けていれば1勝するときがくる」と考える、イケメンではないけれど超ポジティブな男性なので、これまた例外(こういう男性はルックスの良いネガティブ女子からモテます)。

だから、もし「自分は早口かも」「そして恋愛には正直あまり自信がないかも」と思うのであれば。次のデート、飲み会、合コン、それ以外でも、とにかく女性と接するときには、いつもよりゆっくりしゃべることを意識してみてください。

だからといって、暗くなったり、ボソボソ話すのはダメですよ! 明るいトーンを保ちつつ、笑顔を忘れず、ゆっくりしゃべってください。

えぇー! 難しいよ…!と思うかもしれませんが、こういうのは慣れです! やっているうちに慣れます!

あなたという人間を知ってもらう前に、しゃべり方で切り捨てられてしまうのはもったいないです。しゃべり方ひとつで相手の反応ってこんなに違ってくるもんか…と、実感すると思いますよ!


※本記事は2018年4月〜2022年6月までcakesに掲載していた記事を加筆修正したものです。


ヨダエリ
トレンドコラムニスト/恋愛アナリスト。デジタルライフ、カルチャー、男女の心理や生き方など、「イマ・ヒト・ココロ」にまつわる記事を数多く手がける。パソコン通信時代からネットに親しみ、日経新聞や日経系雑誌を中心にIT関連記事を多数執筆。
同時に、「ネット→メール→対面」という形で一生分の“初デート”を経験。出会いにおける男女のオキテを否が応にも学ぶこととなる。その後、メトロセクシャルについて分析したコラムが『AERA』『anan』など多数の媒体で話題になると同時に、携帯サイトで連載していた恋愛相談が口コミで人気に。現在は執筆のかたわら「エキサイトお悩み相談室」にて恋愛専門の電話相談も実施している。

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