見出し画像

Gokan Week

五感が鈍っている。

これから雨が降るね。とか、
この物件は住まないほうがいいね。とか、
雨予報だけど、これは絶対晴れるから大丈夫よ。とか、そっち系の。

あなたはこんな人だよね。とか、
こうしたら気持ちがいいよね。とか、
これとこれ混ぜたら絶対美味しいわ。
とか、そっち系の。

私にはおそらくだけど、左脳がない。
人間だから存在としてはあるんだろうけども、ほぼ機能していないハズだ。それほどわかりやすいスーパー右脳派直感型人間だ。
鍛錬すればおそらくシックスセンスも開発出来る自信があるほど感覚寄りで生きている。

こういう人間の五感を鈍らせたら大変なことになる。
ただでさえ生きにくいというのに、下手に動くと大事なものをぼろっぼろ落としながら走ることになるので、公私ともに動きと思考が鈍くなる。

五感の調子が良い時は、
基本的に自分の細胞の気持ちいいという感覚に従っていれば大体の事はうまくいく。
逆に調子が悪い時は、何をしても踏んだり蹴ったりな具合だ。

漫画みたいに熱々のフライパンをひっくり返してしまったり、
車を擦ってしまったり、財布を落としたりする。

この感覚、良い!と本能センサーが喜ぶときは、だいたい自分の五感リミットが拡張される瞬間だ。

それは今まで食べた事のないほど美味しい物を口にした時や、初めて見る素晴らしい景色に出会った時。秘境の温泉なんかは、目、肌、感触、そこにたどり着くまでの過程であらゆる五感を同時に心地良くしてくれるから、基本的に温泉に浸かれば大体の悩みは吹っ飛ぶ。

上記の理由から、できることなら老後は温泉地に移住したいと考えている。そうなればきっと私はずっとご機嫌でいられるからだ。

最近はめっきりそういうことには縁が無く、我が五感勢は不満たらたらだ。

この鈍りをクリアにし、感性を研ぎすませねば…細胞の声を聴かねば…と思い、とりあえず歩いてみた。

眠れないまま朝5時になったので、諦めてお布団にバイバイし、目的地も決めずにアイスコーヒーだけ持ってひたすら近所をぷらぷらと歩いてみた。

いいね。
いいぞ。気持ちいいぞ。

こーゆう目的の無いぷらぷらは、
あーまさにこれが必要だったよね今、っていう物や言葉に出会わせてくれたりする。

画像1


存在感のあるお花だなーと眺めていたら、この子から初夏でーす!(釈迦でーすのテンションで)と聞こえた。

うーん、良い感じ。

大丈夫、気づいてるよ。夏の匂いするしね、最近。

明日は海にでも行ってみようかな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?