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北欧家具と最近のこと。vol.33

こんにちは。もうこんばんは、ですね。西荻窪のヴィンテージ家具店Dawnerの本間です。
気が付けば12月も、早一週目が既に終わろうとしています。時があまりにも早すぎて、何か忘れ物をしてはいないかと目がぐるぐると廻ってしまいそうになります。
普段この(とても長い)日記も、ちょこちょこと空き時間に書き足し継ぎ足しして書いているのですが、11月はあまり書き留めておく事すら叶わず。そのため今日は(特に!)大変まとまりのない日記となっていると思います。
それくらいに、11月はバタバタと、忙しい毎日を過ごさせて頂きました。皆様本当にありがとうございます。感謝です。
12月もまだまだ落ち着かなさそうですが、丁寧に!
一つ一つ素敵な家具を送り出していきたいと思っております。
12月もどうぞ宜しくお願い致します。

*今月の営業日についてのお知らせです*

最近の家具のこと

11月にメンテナンスを終えた家具たちです。(細かな紹介は割愛)

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テーブル多め。中段の3点と下段左シェルフは売約済。それ以外は今日現在まだ展示中です。

-ちょっとだけ振り返る-

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【写真中央のアームチェア】

デザイナーなど結局最後まで判らなかったのですが、本当に綺麗なチェアでした。すごい好き。個性もしっかりあって、曲線や陰影がもたらす良い意味での緊張感。ふとしたこんな出逢いがあるからこそ、アノニマス作品は面白くてたまらないと思ってしまいます。またいつか出会いたいデザインです。


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【写真中段右のテーブル】

デンマーク Kaj Windingによるデザインのダイニングテーブル。Kaj Windingは私が最近ツボにはまっている作家さんの一人です。
ウェグナーとかモーエンセンに比べると、知名度のある作家さんでは全然ないのですが、すごく丁寧な仕事をしている作家さんだと感じています。派手さはないですが一つ一つのバランス感覚がとても良い。眺めていて飽きない。
もともと木工職人(or 大工)と兼業して家具ディーラーをしていたと何かで知りましたが、そこで培われた審美眼のようなものが、家具デザインに活きているのでしょうか。このテーブルもまた出逢えたら必ずまた仕入れたい一台です。

彼のデザインしたその他の家具ではサイドボードが一台、現在お店に展示中。こちらもとても素敵ですよ◎

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そして一昨日仕上がったばかり
デンマーク Poul Cadoviusによるダイニングチェアです

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ミニマルなデザインと個性的なシルエットにとても惹かれています。
メンテナンス前を含めて計3脚あるのですが、現在全てお取り置き対応となってしまいました。
が、とても興味深いデザインでしたので、リンク貼っておきます。家具デザイン好きな方はぜひぜひ、こちらより詳細ご覧くださいませ◎

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結局いつも同じことで感心してしまうのですが、これらの家具がデザインされたのはもう60年とか、70年も前になるものも多いんですよね。それなのに現代にあっても本当にモダンで、古さを感じさせないどころか、研ぎ澄まされたその感性にはいつも魅了されてしまっています。
デザインそのものやデザイナーへの興味ももちろん尽きないのですが、それらの背景にある文化とか社会はどんなものだったのだろう。これらデザインの先にはどんな暮らしがあったのだろう。とか。興味は膨らむばかりです。

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そして本日、また新しい家具が仕上がりました~
デンマーク、GETAMA社より製造されたモデル『GE-88』イージーチェアです。

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GETAMA社のソファというとウェグナーのソファが真っ先に思い浮かびますが、こちらはGETAMA創設者の孫にあたるAage Pedersenによるデザイン。
週前半からまず木部再塗装を始め、昨日ようやくスプリング廻りクッション材の補充・交換 → 今朝から縫製・張替 → 今ここ → ウェブサイトへの掲載は来週中頃~後半頃になると思います(ということでヴェールに包まれた風な写真でのご紹介)

そんな感じのここ最近でした。←まとめ

次はまた月末には日記更新すると思います。年納めですからね。
ではでは、寒くなってきましたので皆様お身体には気をつけてお過ごし下さいませ。
今日も最後までお付き合いありがとうございました◎