北欧家具と最近のこと。vol.29
長かった梅雨が明けて、8月に入ってようやく夏が訪れました。
夏は変わらず夏なのに、今年は私たちの生活だけが、いつもとは違う夏を強いられているようで。なんだかガラス越しの夏をただ見ているような気持ちに、ちょっと切なさを感じてしまいます。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
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さて、ここ最近の私は、と言いますと
次回デンマークからの入荷商品が決まりまして
入荷予定商品の写真を見返しては、今か今かと楽しみにしております。
毎度お世話になっているデンマークの家具ディーラーさんにアイテムリスト送って頂き商品をセレクト。7月末には支払い手続きまでも進めていたのですが、ちょっと現地の夏休みとの予定がぶつかってしまったようで。来週ようやくコンテナへ積み込んでもらえるそう。
日本に届くのは10月頃でしょうか?
と、まぁまだ先のハナシなのですが、今回はとても良い縁に恵まれました。
格好良いアイテムやら美しいアイテム、メジャーなプロダクトから少しレアなデザインまで厳選した家具たちが届く予定です◎
入荷内容はダイニングテーブル / ダイニングチェア / 3人掛けソファ / 1人掛けソファ / ソファテーブル / サイドテーブル / サイドボード(幅1200~2000くらいまで、ローボード/ハイボードなど複数)/ 本棚 / キャビネット / チェスト / ライティングビューロー / ソーイングテーブル / などなど
店頭では昨日より入荷予定商品をご覧頂けるカタログを用意しました。またメール等でのご案内も承っておりますので、お探しの家具がございましたら気軽にお声がけくださいませ◎
7月後半の家具のこと
と、7月後半は苦手な英文メール(-_-;)と買い付けアイテムのセレクトに思考の半分以上を費やしておりましたため、後半の方は家具メンテナンスがだいぶ滞ってしまいましたが、それでも幾つかの家具を新しく展示しました。
デンマーク製キャビネット×2
小さな丸い把手のデザインが慎ましくも可愛らしいキャビネット。
シンプルな構成と丁度良いサイズ感で何かと活躍してくれる人気のアイテムです。
一台でも素敵ですが、揃いのサイズ/デザインは2台を並べたり、またシンメトリーな配置も楽しめる~と考え、2台同時に仕上げを進めて展示。
既に一台は嫁ぎ先が決まり、先日無事に納品も済ませてまいりましたm(__)m
(ご納品の際、お客様が手土産にとお菓子を用意して下さっていて、、しかも私の大好物!とっても美味しく戴きました~有難うございました!)
スウェーデン製ベッドサイドチェスト×2
こちらも揃いでの入荷。
チーク材とビーチ材との色のコントラストが映えた、可愛らしくもすっきりとしたシルエットが素敵なベッドサイドチェストです。
チーク材の濃い色の天板/抽斗パーツ。明るめのビーチ材を使用し、更に余白を広く設けた脚部。宙に浮いたかのような印象すら感じられるよう。
コンパクトながら機能的な造りでこちらも多用途に活躍するアイテムです◎
デンマーク製ダイニングテーブル
デンマークの家具デザイナー、Henning Kjaernulf による伸長式ダイニングテーブル。
天板淵部や幕板から脚部への連なりにかけて立体感を演出することで、シンプルなフォルムにも陰影が浮かぶ、上質な佇まい。
質の高いチーク材を駆使した造りの良さもじっくりと堪能出来る、不変的な美しさを備えた一台です◎
デンマーク製フロアランプ
そしてこちら。チーク材の細身の支柱には真鍮のリングがさりげなく慎ましくあしらわれた、非常に上品なデザインのフロアランプ。
個人的に気に入っていたのがこの脚元のデザイン。めちゃくちゃ格好良かったです。。
完成後ウェブサイト・Twitter・インスタグラムそれぞれでご紹介させて頂いたところ、すぐにお問い合わせを頂きその日の夜にはご成約。展示はたったの2〜3日しか出来ませんでしたが、美しいデザインに私もとても楽しませて頂きました◎
ご成約を頂いた翌日以降にも、たくさんのお問い合わせを頂きました。全部で5〜6件の問い合わせはあったでしょうか?
フロアランプを探されている方が多いことを知る事が出来たのはもちろん
それ以上に皆様本当に『こだわって』探されているようですね。
今回購入頂いた方からは「1年近くずっと探し続けてきてようやく出会えた」と仰って頂けましたし、お問い合わせ頂いた他の方からも「中々好みのデザインに巡り会えずに、これは!と思ったのですが…」なんて声を多く寄せて頂きました。
ヴィンテージ家具との出会いは『縁』に依るところが大きいとは常々感じていますが、まぁそう理解はしていても、ご紹介出来なかったお客様には私も非常に残念な想いもありまして。。
そのようなお声を頂ける分、それに応えられるような仕入や在庫のストックが出来るようしていくことも、お店としてこれからの大切な課題だと感じました。
バイヤーとして
これからの大切な課題だと、感じた丁度その頃7月後半は
上述しましたが、デンマークの家具ディーラーに連絡を取って次回仕入商品の選別をしていたタイミングでした。
でしたので、何か良い感じのフロアランプないかな~と。
たくさんあるリストの中から探しはしたのです。たくさんの声を頂けましたからね。探しはしたのです。が、あまり納得出来るモノに出会えず。
今回一台もフロアランプを仕入れることは出来ませんでした。
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ヴィンテージ家具との出会いは『縁』に依るところが大きい。
それは仕入れに関しても同じことが言えるのです。が
『大切な課題』と感じたならば尚のこと、もう少しハングリーに探せばよかった。
「あ~、今回は良い感じのデザインに出会えなかったから、まぁ仕方ないか。妥協して仕入れても仕方ないしね」なーんて格好つけた言い訳を自分でしていました。今思えば恥ずかしい。
実際現地へ行くことが出来れば、渡航費を掛けた分だけハングリーな気持ちも強く湧いて、結果出逢えなかったにしてももう少し懸命に探したのではないだろうか。
現地へ行くことが出来ない今であっても、腕の良いバイヤーであれば、必要なモノを必要な量、しっかり仕入るのだろうな。
今回、他の家具ディーラーにも声を掛けるなどすれば、何かしら見つかったのかもしれない。もちろん結果は分からない。『縁』であることに変わりはないのだろうけれど。
でもきっとその『縁』を引き寄せる技こそが、バイヤーとしての資質なのだろうと思う。そしてその技とも呼べる執念のようなものこそが、私には一切足りていないんだろうなーと。
今日この日記を書いていて強く反省しました。危なく言い訳のまま終わるところでした。改めて、振り返るって大切ですね。
振り返っているだけでも仕方ないので、今後に活かせるようしっかりと胸にとどめておこうと思いますm(__)m
8月前半の家具のこと
8月前半はソファを一台、新しく仕上げました◎
デンマークの家具デザイナー、Hans J Wegnerによる『GE40』ソファの二人掛けモデルです。
もともとマットレスメーカーとして知られたGETAMA社による質の高い内部構造に加え、クッションアームを採用した安楽性の高い座り心地。
オーク無垢材を使用した骨太なフレームデザインも、細部まで丁寧にデザインされていて、洗練された佇まいをも感じることが出来ます。
自画自賛にもなりますが、セレクトした生地が落ち着いた雰囲気且つとても上品な印象で、満足な仕上がりになりました◎
今回も木部の再仕上に始まり、クッション内部スプリング廻りの調整、ウレタン材の作製、縫製・張替作業まで全てを行いました。
まだまだ一つ一つの作業に時間が掛かってしまっていますが、手順や仕方にも随分と慣れ、もっともっと改善していけるイメージもありますので、引き続きこのソファの張り替えも楽しみながら進めていきたいと思います◎
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と、そんな感じのここ最近のことでした。
日記を書いていて、書き始めは本当に次回入荷商品のことで頭がいっぱいでルンルンな気持ちで書いていたのですが、途中から反省モードになってしまい失礼いたしました。振り返ることで気づくこと・思い直すこともあって。こうして定期的に日記に残すことって大切ですねー。
今日も長い日記にお付き合いいただきありがとうございました。
お盆休みも夏休みも普段通りとはまだまだいきませんが
どうか皆様楽しい夏をお過ごしくださいませー◎