マガジンのカバー画像

好きな記事(詩)1

1,822
感じ入ったもの。 珠玉(主観)
運営しているクリエイター

#写真

愛と光?

愛と光?

愛と光?

いまだ名も成さぬ
あなたのような人から
そんなこと語られてもね

説得力ないんだよ。

それはそうだ

けど、愛と光に
成功は関係ないんだよ

はじめからそれは
ただ、あるものなんだから

べつに
成功してみせなくても
いいんだよ

強いんだぞ
すごいんだぞ

そんな証明は
いらぬことなんだ

名も成さぬぼくにも分かる

ただ、ここにある。
それが愛なんだ

愛を知れば
それだけで

もっとみる
輝く言霊

輝く言霊

愛するって

泣きながら

笑うこと

ああ、ほんとうに・・・。
その通りだね。

少し前、この胸に。

空から落ちてきた。

輝く言霊。

ツリーに飾っておこう。

忘れないようにね。

⭐︎

なんて温かみのある美しい輝きだろう。

高い高い天井につくほどの大きなツリーに施されている品のあるオーナメントの数々。

中でも短冊のような白いレースが目に留まりました。

ああ、この飾り。とても好きだ

もっとみる
螺旋

螺旋

わたしたち

表と裏ね

追いかけて

くるくるまわる

二人の輪舞

いつだって

ひとつになれるのだけど

今は知らないふりをして

回っているの

⭐︎

知っていても、知らなくても。
 
もう、どっちでもいいじゃん、笑!
 
わたしたち、くるくる回る、ただの表と裏なんだから。

そう思えたら、ただただ面白い、この世界!
 
なんか、楽しい言葉が出てきたなぁって嬉しくって。
 
先日、訪れた

もっとみる
花なきときは

花なきときは

☆photopos-2628  2021.11.17

花なき
ときは
色をば
おもひ

心なき
ときは
空をば
うつし

声なき
ときは
風をば
あそび

光なき
ときは
闇をば
まねき

神なき
ときは
人をば
いきて

時なき
ときに
花をば
さかす

※愛媛県久万高原町・古岩屋にて

色が 燃えるとき

色が 燃えるとき

☆photopos-2624  2021.11.13

色が
燃えるとき
言葉は
役に立たない
私は
ただ燃える
燃えながら
色になり舞う

心が
燃えるとき
理性は
役に立たない
私は
ただ燃える
燃えながら
変容した心で歌う

夢が
燃えるとき
現は
役に立たない
私は
ただ燃える
燃えながら
夢の深みで遊ぶ

※愛媛県久万高原町・古岩屋にて

ほんとうの言葉は いまどこに

ほんとうの言葉は いまどこに

☆photopos-2604  2021.10.24

言葉がどこから訪れるか
わたしたちは知らずにいる

天から地に蒔かれた種が
地中深くに根をのばし
そこから芽を出し
やがて花となり実となったのか

そんなことなど知らぬげに
いまでは根のない言葉が飛び交い
神の宣る言葉は届かないまま
神に祈る言葉も届かないまま
泡沫のごとく消えてゆくばかりだ

天から訪れ
地と交わりながら育ち
天と地を結び繋

もっとみる
愛とは一体何だろう

愛とは一体何だろう

愛から
覚めてしまった時

世界は色褪せる

そんな時は、もう一度眠り

愛を取り戻す

色褪せそうになるたび、眠る

何度も、何度も。

不思議と愛は
わたしを強くしあわせにする。

しかし、愛とは一体何だろう

この世界のあること

あなたのあること

わたしのあること

生きていることに

感動していることだ

深い霧に 覆われた 世界のなかで

深い霧に 覆われた 世界のなかで

☆photopos-2572 2021.9.22

深い霧に
覆われた
世界のなかで
彷徨い
道をさがす
我らのために
あらたな
アリアドネの糸を

澱んだ空気に
縛られた
世間のなかで
目覚め
自由をさがす
我らのために
とらわれた魂を
解き放つ呼吸を

短い答えだけを
求める
社会のなかで
不断に
問いつづける
我らのために
智慧を導く
変幻自在の羅針盤を

※愛媛県久万高原町・四国カルストに

もっとみる
まっさら じゃなくても いいじゃないか

まっさら じゃなくても いいじゃないか

☆photopos-2568 2021.9.18

ひとは
まっさらで
生まれてくる

と思いたいけれど
そうでもないらしい

でも
まっさら
じゃなくても
いいじゃないか

と思えば
それはそれだ

初期条件は
初期条件として
そこから
オリジナルははじめられる

初期条件にしても
オリジナルだったはずだが
そんなことは気にせず
そこからはじめる

あたらしい畑を耕して
じぶんで初期条件を
つく

もっとみる
忘れる

忘れる

もう、いっそ。
すべてに光を注いでしまおう

我を忘れて

もう、いっそ。
すべてを忘れてしまおう

愛になって

寝転んで。

重さを感じる。

背中はまるで船底。

ふっくらと大地の海に浮かび上がる。

ゆらりふわりと広がる意識の中。

不意に生まれた感慨。

みずからの後ろ姿を視る

みずからの後ろ姿を視る

☆photopos-2543  2021.8.24

じぶんの
後ろ姿は
見えないけれど

ほんとうは
わたしたちは
はるかな無限遠点に
みずからの
後ろ姿を幻視している

球の上をまっすぐ前に
ずっとずっと歩いていけば
やがておなじ場所に
逆方向から辿り着くように

いまここにある
前と後ろは
時空を超えて
次元変換されながら
つながっているのだ

だからわたしたちは
じぶんの姿を見るために

もっとみる
ファンファーレ

ファンファーレ

たからかに

宇宙のラッパ

わたしという点から広がる

ファンファーレ

軽やかに、高らかに。

どこまでも広がっていく意識。

いま、わたしが楽器なら、とてもいい音がするだろうな〜✨

湯船の中で、宇宙の息吹と通いあう感覚を味わっていたらそんなイメージがうかびました。

存在の輪郭

存在の輪郭

採れたての朝日

迷いなき空

あたらしき地平線

浮かび上がる

我という

存在の輪郭

⭐︎

先だっての長雨で大地が冷やされたのでしょうか。

朝の緑地は爽やかで、昔の夏の朝を思い出しました。

すっきりと青い空に、耀くばかりの朝日の中で。

わたしという存在の輪郭がくっきりと浮かび上がるような、清々しいひととき。

迷いがないって、こういうことなんだと思いました。

午前2時

午前2時

安らぎが
息をしている
午前2時

わたしの隣で
あなたが眠る

あなたの歯軋りの音で目覚める午前2時。

手を伸ばし、歯軋りのする左の頬にそっと指先を添える。

その、こわばった筋に触れたそばから、それはふわりと緩んで。

歯軋りは形を失って行く。

「ああ、これは、あなたの無意識に触れているんだな。」

ぼんやりと確かに思う。

一瞬、目覚めて。またすぐに深くなるあなたの寝息。

残された無意

もっとみる